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ブログテーマは3つまでなら増やしてOK!最初から特化ブログを作ろうとしない!

ライティング


初心者向けブログ作成記事では、収益性を上げる手法としてテーマを絞った特化ブログを目指すことを推奨する記述をよく見かけます。

確かに、収益性を上げるために特化ブログを目指すのは間違いではありません。特化ブログは雑記ブログよりSEOに強く、高い収益性が見込めます。

しかし、ブログを始めたばかりの初心者が特化ブログを作れるかといえば、答えはNOでしょう。

特化ブログを作れるようになるには、特定ジャンルの専門知識とWebライターとしての経験が必要です。つまり、ブログ初心者が特化ブログを作るのに固執するのは挫折の元なのです。

そこで、ここでは挫折しない方法として、ブログテーマを増やすポイントを紹介します。ブログテーマを増やせば、ブログを継続しやすくなります。また、本記事のポイント通りにテーマ選びを行えば、後から特化ブログに移行するのも容易になります。

特化ブログを目指していてブログ継続に行き詰まっている方は、ぜひ記事をご参照ください。

ブログテーマを1つに絞る難しさ

ブログの収益性を考えるなら、最終的には特化ブログを目指すべきです。ですが、ブログ初心者が最初からテーマを1つに絞ろうとするのはおすすめしません。

確かに、テーマを1つに絞った特化ブログは、収益性のあるブログの理想形です。
ジャンルに特化したブログは、SEO対策がしやすく上位表示されやすいです。専門性があるのでユーザーの疑問に応えやすく、検索エンジンからの評価も期待できます。関連情報がまとめられているので回遊性・利便性が高く、サイト成長も早いです。

その一方で、ブログテーマを1つに絞るのは簡単ではありません。
テーマが1つだけでは、記事にできるネタが限られます。また、読者範囲も狭いのでニーズがないテーマを選んでしまうとそれだけで稼げなくなってしまいます。

特化ブログは収益性が高い一方で、継続が難しく、テーマ選びを間違えられないデメリットがあります。つまり、特化ブログの運営は初心者向けではなく、継続性・収益性が見込めるテーマを見抜ける力がある経験者向けなのです。

ブログテーマを増やす3つのメリット

最初からテーマを1つに絞るのは、初心者には難易度が高いとわかりました。

どんなことでもできることから始めるのが肝心です。ブログ運営の継続が行き詰まるくらいなら、テーマを増やして難易度を下げるべきでしょう。ここでは、ブログテーマを増やすメリットを3つ紹介します。

継続しやすい

ブログテーマを増やすと執筆記事の選択肢が増えて、ブログを継続しやすくなります。

ブログテーマを1つに絞ると執筆できる記事の選択肢は狭まります。後々のネタ切れを考慮して嫌いな題材であっても執筆しなくてはならなくなるでしょう。

一方で、ブログテーマを増やせば執筆記事の選択肢が増えます。
執筆記事の選択肢が増えれば、自分の興味や得意分野に合わせた執筆が可能です。苦手や飽きも回避しやすくなるので、モチベーションの維持がしやすくなります。

記事作成に自分の好みを挟む余地が生まれ、継続しやすくなるのが、ブログテーマを増やすメリットです。

ネタ切れになりにくい

ブログテーマを増やすと、書ける内容が増えてネタ切れの心配がなくなります。

ブログテーマを1つに絞ると書くネタがなくなります。どうにか記事を作成するために、専門知識が必要だったり、ニッチだったりするネタに手を出す羽目になるでしょう。

一方で、ブログテーマを増やせばネタに困りません。
ネタ切れの心配がなくなれば、ネタ探しに時間を取られることもなくなります。テーマの中でも初心者が書けて人気のある部分を題材にして記事を書けます。

ネタ切れの心配がなくなり、スムーズに執筆できるようになるのも、ブログテーマを増やすメリットです。

広範囲の読者にアピールできる

ブログテーマを増やすと、広範囲の読者にアピールできてリスクヘッジができます。

ブログテーマを1つに絞ると、アピールできる読者も狭まります。読者層が狭いので、テーマ選びに失敗してしまうと何の反響も得られない記事になってしまうでしょう。

一方で、ブログテーマを増やせば広範囲の読者にアピールできます。
読者層が広がるので1つのテーマで失敗しても、別のテーマで読者を引き付けられます。幅広いニーズに応えられることで、一点集中によるリスクを軽減できます。

読者層を広げて手堅く執筆できるのも、ブログテーマを増やすメリットです。

テーマを選ぶ3つの基準

テーマを増やすと記事作成の難易度が下がり、リスクも軽減できるとわかりました。
一方で、考えなしに選んだテーマを増やしても、収益性や継続性のある記事作成にはつながりません。ここでは、テーマを選ぶ際に守るべき基準を3つ紹介します。

需要のあるテーマ

1つ目の基準は、読者や広告主にとって需要のあるテーマです。

需要がなければ、記事の出来に関わらず収益化につながりません。そのため、テーマを選ぶ際は、それが読者や広告主が求めているテーマか調べることが大切です。

読者の需要は主にSEO対策の領域です。データを分析して読者の検索意図を予想するなど複数の対策を取ることになるでしょう。

広告主の需要は、ASPを調べます。
ブログ運営におけるASPとは「Affiliate Service Provider」の略で、広告主とメディア運営者を仲介するサービス提供会社のことです。代表的なASPとしては「A8.net」や「もしもアフィリエイト」などが挙げられるでしょう。たとえば、ASPで案件を検索して出てこなければ、そのテーマには需要がないと判断できます。

読者や広告主の需要を調べて収益性があるかがテーマを選ぶ基準です。

オリジナル情報を発信できるテーマ

2つ目の基準は、専門家としてオリジナル情報を発信できるテーマです。

オリジナル情報を発信できるかはブログ評価に大きく影響します。そのため、テーマを選ぶ際は自身のスキルや経歴などの専門性を考慮することも大切です。

生きていく中で自然に培われた専門性はライターの強みとなり得ます。
たとえば、ブログテーマが「料理レシピ」でライターの本業が「小学校の栄養士」ならどうでしょうか。ライターは仕事での経験上、栄養バランスが良くて子供にも人気のある料理について詳しいかもしれません。このような「その職業に就いていないと分からない情報」は他ライターと競合しにくく、読者にも評価されます。

自分のスキルや経歴から、独自性の高い情報を発信できるかどうかもテーマを選ぶ基準です。

自分が興味のあるテーマ

最後となる3つ目の基準は、モチベーションが維持できるような興味関心のあるテーマです。

収益のためであっても、興味関心のないテーマについて延々と書き続けるのは大きな負担です。挫折せず継続するためにも、収益性と興味関心を両立できるテーマを探しましょう。

たとえば、人気があるものの稼ぎにくいとされるジャンルの1つに「ゲーム」があります。
ゲームに興味関心を持つ人は多いですが、それをブログテーマに収益化を目指すのは難しいでしょう。

一方で、最近収益化しやすいと評判のジャンルに「NFT」があります。NFTとは簡単に説明すると偽造不可能なデジタルデータです。このNFTの技術を取り入れたゲームが近年増えてきています。ゲーム好きのライターであれば、NFTは収益性と興味関心を両立できるテーマになり得るでしょう。

継続するための興味関心もテーマを選ぶ基準です。

複数テーマにする際のポイント

収益性と興味のすり合わせがテーマを選ぶ基準になるとわかりました。この基準を守ってテーマを選べば、収益性のある記事を継続的に作成できる確率を大幅に上げることができるでしょう。

一方で、基準を守ったテーマであっても、考えなしにテーマを増やすのはNGです。最後にここでは、テーマを複数にする際のポイントを解説します。

ブログテーマは増やしても3つまでにする

複数のブログテーマは専門性が低下しないように、増やしても3つまでにしましょう。

テーマを増やせば増やすほど専門性は落ちます。専門性が落ちると、何のためのブログなのかが分かりにくくなり、読者の満足度や検索エンジンからの評価が下がってしまいます。テーマはできるだけ増やさず、狭い範囲で書くことがブログ収益化の基本です。

継続性を維持するためであっても、テーマは3つまでにしましょう。

関連性のあるテーマを選ぶ

複数のブログテーマは、収益性を高めるために関連性のあるテーマを選びましょう。

関連性のあるテーマは読者の興味関心も共通していることが多いため、ブログの閲覧時間や回遊性の向上が期待できます。

たとえば、先ほど紹介したNFTとセットで語られやすいテーマに「メタバース」があります。

メタバースとはインターネット上に構築された3次元の仮想空間やそのサービスのことです。仮想空間内で取引される商品は詰まるところデータなので、偽造を防ぐためにNFT技術が必須になります。そのため、メタバースの記事を読んだユーザーは、NFTについても調べるという流れが期待できます。

また、関連性のあるテーマを選ぶことは、執筆側の業務効率化においても有効です。たとえば、NFT記事を書くために集めた知識・情報は、メタバース記事を書くのにも大いに役立つはずです。

集客や業務効率化のためにも関連性のあるテーマを選びましょう。

後から特化ブログへ移行することを意識する

テーマ数を絞るのも、関連性を基準に選ぶのも、最終的に特化ブログに移行するためと意識しておきましょう。

勉強の基本は関連性のある知識を足がかりにして、学習していくことです。関連性で絞られたテーマでブログ記事を作成していけば、効率よく専門知識が蓄積できます。継続することで特化ブログへの移行もしやすくなっていくはずです。

後のステップアップを考えて、特化ブログ移行を意識してテーマを増やしましょう。

まとめ

特化ブログを目指していて行き詰まったら、テーマを増やしましょう。
確かに、テーマはできるだけ絞ることが理想です。しかし、理想を求めるあまりブログの継続を挫折してしまったら本末転倒です。

基準や制限を設ければ、テーマを増やしても専門性の低下などのデメリットは最小限に抑えられます。また、関連性のあるテーマを複数扱ったという経験は専門知識を培う上でも大いに役立ってくれるはずです。

テーマを増やすことでブログ作成の難易度を調整し、自分のペースで特化ブログを目指していきましょう。