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SEOの効果測定とは?測定が必要な重要項目とおすすめのツールを紹介!

ライティング

Webサイトを運営する以上、検索結果での上位表示を目指し、自身のWebサイトのユーザー流入を増やすためにはSEO対策を実施しなければなりません。

SEO対策前と対策後でどのような変化があったのか確認すれば、これから行っていく施策の目安となるでしょう。そのためには、SEOの効果測定を適切に行う必要があります。

この記事では、初めて効果測定を行う方でも分かりやすいように、効果測定のやり方や測定におすすめの時期、使いやすい無料ツールなどについて解説します。

SEOの効果測定とは

まずは、SEOの効果測定について基本を押さえておきましょう。

SEOの効果測定を行うことで、対策後の効果を把握し、改善する要素があれば測定結果に基づいて改善案を考えられます。

また、日々変動するGoogleのアルゴリズムにも対応できるでしょう。

SEO対策の効果測定の計測対象

SEOの効果測定とは、対策を行う前と対策した後の変化を数値にして測定したものです。

SEOの観点では、ユーザー流入によるアクセスの増加、検索結果での上位表示を目的とします。そのため、SEOの効果測定では、Webサイトのアクセス・集客状況の変化を計測し、対策にどのくらいの効果があったのか確認しましょう。改善できそうな点も同時にチェックします。

SEOの効果測定を行う目的

SEOの効果測定は、コンバージョンを増やすために行う作業です。

コンバージョンとは、Webサイトが目標としているアクションをユーザーが行ってくれることを指します。例えば、Webサイトの目的が商品の販売であるとき、ユーザーがその商品を購入するアクションがコンバージョンです。

コンバージョンはWebサイトがどのくらい目標を達成しているかの指標になります。SEOの効果測定から問題点を見つけて改善を行えば、ユーザー流入の増加が見込め、コンバージョンの達成率上昇にもつながるでしょう。

SEOの効果測定で重要な項目

SEOの効果測定を行う際、ユーザー流入数や検索結果の順位など、さまざまな項目の測定が可能です。

ここでは、SEOの効果測定で特に重要な項目を5つご紹介します。

検索順位

検索結果で上位表示されれば、クリック率が増加し、ユーザーの流入につながります。検索結果の順位を測定し、メインとするキーワードで上位に表示されているかを確認しましょう。

検索順位の測定を行うと、SEO対策の効き目や順位が下降していないかなどを確かめられます。検索順位が下がっていた場合、上位表示している記事に関連するキーワードでコンテンツを作成したり、記事のリライトや削除するなどしてください。

自然検索での流入数

自然検索を経由して、どのくらいのユーザーがWebサイトを訪問したのかを測定する項目です。Webサイトを訪れてから離脱までの流れを指し、この1つの流れが1セッションとしてカウントされます。

自然検索での流入数は「訪問数」と表されている場合もあり、呼び方はさまざまです。
アルゴリズムの変動によって、検索順位も変動します。自然検索の流入数を確認すれば急な変動に気付きやすくなるでしょう。

自然検索でのコンバージョン数

自然検索からの流入で、どのくらいのコンバージョンが獲得できたのかも測定しましょう。コンバージョンにつながったページを把握することで、コンバージョンが低いページの改善や、コンバージョンが多いページの特徴を他に転用することも可能です。

すでに多くのコンバージョンを獲得できているページを、さらに強化するのも効果的でしょう。

被リンク

SEOの効果測定では、被リンクの状態や増減の状況を確認しておきましょう。

被リンクとは、外部サイトに自身のWebサイトへのリンクが添付されている状態を指します。良質な被リンクが増えれば、自身のWebサイトの評価を高めることが可能です。
良質な被リンクは、権威のあるサイトや自サイトと関連するWebサイトからのリンクとなります。

検索結果で上位表示を狙う以上、被リンク増減のチェックは非常に重要です。

アルゴリズム変動による影響

Googleのアルゴリズム変動を把握し、自身のWebが検索順位に影響がないかを確認しておくと安心です。

Googleのアルゴリズムの変動は年に数回、大規模なアップデートによって行われます。検索順位の確認だけでなく、アルゴリズムの変動で評価が上がったWebサイト、反対に評価が下がったWebサイトを把握しておきましょう。今後のSEO対策を行う上で参考にできます。

SEOの効果測定を行う時期を施策別に紹介

SEO対策を行った時期によって、その効果が表れるまでの時間が異なります。比較的早めに表れる場合もありますが、時間がかかるケースも少なくありません。

ここでは、施策別に効果測定を行うおすすめの時期を解説します。

新しくページを追加した場合

SEO対策のために新しいページを追加した場合、効果が出始めるまで3?6か月ほど要します。

早ければ1か月ほどで効果が出るケースもありますが、施策から6か月以降に対策の効果がピークになることが多い傾向にあるのです。

測定は6か月経ってからがおすすめですが、数か月のスパンで測定を行っても良いでしょう。

既存のページを修正した場合

簡単かつ小規模なページ修正であれば、修正の効果は1週間ほどで体感できます。

しかし、ページの大幅なリライトや、ページのメインコンテンツ変更を行った場合、効果が出るには1~2か月ほどかかるでしょう。中には6か月以上かかってしまうケースもあるため、効果測定は1~6か月を目安に行ってください。

簡単な修正のみの場合は、1~2週間ほどで行っても構いません。

サイトをリニューアルした場合

サイトのリニューアルは、サイト全体の変更が非常に大きい施策です。そのため、新規ページの追加や既存ページの修正に比べ、施策の効果が出る期間も長くかかります。目安としては、3か月~6か月は確実にかかると見て良いでしょう。そのため、サイトリニューアル後の効果測定は、6か月過ぎてからがおすすめです。

SEOの効果測定におすすめの無料ツール

実際にSEOの効果測定を行う時は、専用のツールを利用します。

効果測定を初めて行う方は、まず無料のツールを使うと良いでしょう。

ここでは、効果測定におすすめの使いやすい無料ツールを4つ紹介します。

Google Analytics

Google Analyticsは、Googleが提供する無料ツールです。

Google Analyticsを使えば、Webサイトへのアクセス数だけでなく、訪れたユーザーの行動などを分析できます。ユーザーの流入経路などを確認する際に利用すると良いでしょう。

Google Analyticsは無料ですが、大多数の企業が導入しているツールのため、信頼できるツールといえます。

Google Search Console

Google Search Consoleは、SEO対策においてさまざまな調査に役立つため、すでに利用している方もいるでしょう。

SEO対策では必須であるGoogle Search Consoleですが、SEOの効果測定にも活用できます。

評価されているキーワードのクリック数やそのキーワードの表示回数、リンクや被リンクの状態、クローラーの巡回状況などの確認が可能です。

SEOチェキ

SEOチェキは、SEOの効果測定を簡単に行える無料ツールです。SEOだけでなく、検索順位のチェックなども行えます。

シンプルな画面で使いやすい反面、検索順位は定点観測に対応していません。機能面では他の無料ツールに劣ってしまう点も見受けられるため、利用する時は別のツールとの併用をおすすめします。

SEOチェキは無料ですが「サイトSEOチェック」と「検索順位チェック」の機能は利用するのに回数制限があり、1つのIPアドレスで1日200回までです。

namaz.jp

namaz.jpは、アクセスすれば簡単に検索順位の変動をカテゴリー別でチェックできます。

変動幅は1時間ごとに更新される仕組みのため、最新の状況を把握できるのです。アルゴリズムの変動があった際に、namaz.jpを利用してすぐに自身のWebサイトの検索順位への影響を確認し、対策を考えられます。

まとめ

SEO対策を実施した後は、必ず効果測定を行うようにしましょう。

また、効果測定だけで終わらせるのではなく、問題点に対する具体的な改善案を考えることが大切です。

ユーザー流入が少ないようであれば、メインキーワードを見直してみるなど、測定結果を次の対策に活かします。既に効果が発揮されたポイントを改善点に活かせるのも、効果測定ならではの利点です。

何度も改善を繰り返せば、Webサイトの品質・評価が上がり、アクセスも増加するでしょう。