COLUMNコラム
雑記ブログで月10万を稼ごう!アクセス増や収益化のコツを徹底解説!
雑記ブログとは、メインテーマを絞らずに、さまざまなテーマ・ジャンルの記事を書いていくブログ運営のスタイルです。
趣味的にブログを書きたい人に向いており、まずはブログを立ち上げたいと考える人でも比較的取り組みやすいのが特徴となります。
本コラムでは、そんな雑記ブログでも月10万であれば十分稼げるよ、という話をしていきます。成功者の多くが実践したアクセス増や収益化のコツを徹底解説しているので、ご自身の雑記ブログ運営のご参考にしていただければ幸いです。
そもそもなぜ雑記ブログなのか?
そもそも、雑記ブログについて正しく理解できている方は多くないと思います。
そこで、ここでは雑記ブログの基礎知識的な面について詳しく解説します。
特化ブログ・日記ブログとの違い
雑記ブログでは、運営者自身が興味関心を抱く、複数のテーマ・ジャンルにわたる記事を扱います。対して、テーマを絞り、専門性を追求するのが特化ブログです。
さらに、特にテーマを設定せず、日常の個人的な情報発信を目的とするものを日記ブログと呼びます。
立ち上げや運営のしやすさで言えば、雑記ブログと日記ブログです。特化ブログは、知識・経験がないと良い記事にはなりません。
テーマやジャンルが限られるため、ネタが枯渇しやすいのも難点です。
集客のしやすさ・収益性の点では、雑記ブログが日記ブログを上回ります。
個人の日記などは、有名人などを除いて積極的に読まれるものではありません。雑記ブログであれば、悩みの解決を期待する読者の興味関心を惹きつけることが可能です。
特化ブログのような深い専門性や緻密なジャンル選定は必要ない
収益化に向いているのは、雑記ブログよりも特化ブログです。
SEO的に有利で、高い集客効果が見込めるためです。また、興味関心が共通するターゲットユーザーに向けて、ニーズに適った商材をピンポイントで紹介しやすいことも理由に挙げられます。
とはいえ、特化ブログで勝負しようと思ったら、選定ジャンルについての専門的な素養や見識が欠かせません。
一定以上の需要が見込めるジャンルの特定や、手強い競合を上回る優れたコンテンツの作成も必要です。初心者にはハードルが高いでしょう。
雑記ブログであれば、緻密なジャンル選定や個々のジャンルに関する深い専門性は必要ありません。基本的に自身が好きなこと、興味のあることを書いていけばOKです。
記事の蓄積により自分の強みや世の中の需要が分かってくる
ブログで執筆を続けていると、やがて特定の記事にアクセスが集まりだします。自分の強みを示しているのかもしれません。世の中の需要にうまく刺さった可能性もあるでしょう。分析は必要ですが、いずれにしろ、今後勝負すべきジャンルは明らかです。
特に誇れる専門分野を持たない一般人にとり、最初からジャンルを決めてブログ運営を始めるのは簡単なことではありません。雑記ブログであれば、執筆を継続しながら、自身の強みと世間のニーズとの関係性を把握することが可能です。
1度雑記ブログを立ち上げたら、未来永劫雑記ブログとして続けなければならない訳ではありません。注力したいジャンルが見つかった段階で、徐々に収益性の高い特化ブログにシフトしていくことも可能です。転向の容易さも、雑記ブログならではのメリットと言えます。
ネタ切れの心配がない
ブログ初心者がいきなり単一のジャンルで勝負すると、いかんせんネタ切れになりやすいです。知識・経験が乏しければ、書ける話題はやがて枯渇するでしょう。競合リサーチの過程で記事のクオリティに怖気づき、執筆意欲を喪失するケースもありがちです。
雑記ブログであれば、ネタ切れを起こす心配はまずありません。自身の興味関心を軸にテーマを自由に設定できるため、言わば日々の生活自体がネタ探しです。頭に浮かぶ疑問や気づき、ニュースを見て感じたことのすべてを、ブログのテーマに昇華できるでしょう。
専門性や権威性が欠かせない特化ブログとは異なり、雑記ブログでは個人的な思いの発信が読者に対する訴求ポイントになります。テーマの統一性や蓄積される記事同士の関連性は必須ではありません。自分の言葉で語り尽くすことが、集客や支持者の獲得につながります。
独自性を存分に追求できる
ブログは、既に開拓が進んだメディアです。これからあるジャンルに特化したブログを立ち上げようとしても、先を行くサイトが既に数多く存在していることでしょう。人気の高いジャンルであれば権威性や資金力に優る大手が相手になるため、ほぼ勝ち目はありません。
一方、雑記ブログであれば、個人でも戦える余地があります。雑記ブログで扱われる個々のジャンルは、ありきたりかもしれません。しかし、組み合わせ方次第で、実体験や趣味嗜好に根差したその人ならではの情報発信となり、新たな価値を創り出せる可能性があります。
今、多くの人が情緒的なつながりに飢えています。共感マーケティングへの注目度も高いです。権威性がなくても、独自性を存分に追求できるのが雑記ブログです。今後、主観的なものの見方や考え方に触れたい読者からの支持が集まるチャンスは、大いにあるでしょう。
差別化できればリスク分散の自動化につながる
特化ブログで扱えるテーマ・ジャンルは、もちろん1つです。一度ジャンルを設定したら、クオリティの追求しか道はありません。とはいえ、競合もまた同じ土俵で戦っています。その中で抜きん出るのは、普通に考えれば、簡単なことではないでしょう。
一方、雑記ブログでは、多ジャンル化が容易です。多ジャンル化のメリットは、必ずしも集客・収益チャンスが増えることだけではありません。ジャンルが多くなるほどブログとしての独自性や希少価値が高まり、結果として競合との差別化が実現します。
差別化の実現は、リスク分散の自動化につながります。特化ブログであれば、そのジャンルでの不発は、サイト運営の失敗に他なりません。対して、さまざまなジャンルの集合体である雑記ブログでは、1つがコケても他で補える仕組みが自ずと構築されていきます。
雑記ブログの実践に向けて知っておくべきこと、済ませておくべきこととは?
基本的には、自身の興味関心にしたがって自由に書けるのが、雑記ブログの良いところです。とはいえ、ただ好き勝手に書き散らかすだけでは、多くの人に読まれ、稼げるブログにできません。
ここでは、雑記ブログの実践に向けて知っておくべきこと、済ませておくべきことを5つピックアップして、解説していきます。
ブログでお金が稼げる仕組みを理解する
ブログ運営の主な目的が収益化にある以上、Web広告の仕組みや収益の発生源についての理解は必須です。
収益は、ブログの記事が読まれるだけでは発生しません。記事に張った広告がクリックされる(クリック型広告)か、商材が購入される(成果報酬型広告)ことで発生します。収益の源泉は、企業の広告費です。ASPを通じて、規定の報酬がブログ運営主に支払われます。
ジャンルが多岐にわたる雑記ブログでは、Googleアドセンスなどのクリック型広告を選ぶのがおすすめです。成果報酬型広告とは異なり、記事内容に適した広告が自動表示されます。記事ごとの広告選定の手間を省けるため、執筆に集中できるでしょう。
ただし、Googleアドセンスの広告審査基準の厳格化に要注意です。広告主の掲載意欲を高められるよう、ユーザーニーズに適ったコンテンツを用意する必要があります。
想定読者をざっくりと絞り込む
雑記ブログでは、ブログ自体の想定読者を決める必要はありません。ジャンルや専門性の深さに縛られず、自分本位に書けるのが、雑記ブログの良さだからです。
ただし、個別の記事を書く際には、想定読者を絞り込んでおきましょう。ターゲットが曖昧だと、主旨が伝わりづらい、低品質な記事になりがちです。SEO的にもマイナスで、集客が伸び悩むことになりかねません。
絞り込みは、ざっくりでOKです。読者の性別や年齢、収入や趣味を大まかに設定するだけでも、執筆記事のクオリティは大きく違ってきます。
SEOライティングの素養があれば、選定キーワードに込められた潜在ニーズをイメージしてみるのもおすすめです。ユーザーニーズの細分化を通じて、ターゲットとなる読者像を浮き彫りにできるでしょう。
効果的な広告の貼り方を知っておく
アフィリエイトの場合、広告は自分自身で張らなければなりません。広告が自動表示されるクリック型広告でも、設置場所を決めるのは基本的に自分です。収益の最大化に向けては、効果的な広告の貼り方を知っておく必要があります。
クリック率を高められる設置場所は、記事の内容やストーリーの流れによっても変わります。以下、おすすめの設置場所と張り方のコツを、3つの具体例でみていきましょう。
- 目次の上
もっともクリックされやすいとされる場所です。読者の多くがまず目にする部分のため、離脱による機会の損失リスクを防げます。視認性の高いバナーやボタンリンクを設置すれば、購買意欲が高い読者からのクリックにつなげられるでしょう。
- メリット訴求の直後
記事を通じてメリットを理解した読者は、悩みの解決やポジティブな将来に想いを馳せています。この段階で繰り出される広告により、購買に向けた“最後の一押し”が可能です。テキストリンクやボタンリンクなど、シンプルな形式にするとよいでしょう。
- 比較表の中
比較表の作成は、商材の優位性を伝えるにはうってつけの手法です。リンクの設置により、情報をさらに深く知りたいと考える読者を、スムーズに詳細ページに誘えるでしょう。表の視認性を損なわないよう、商材名などにさりげなくリンクを張ることが大切です。
WordPressを活用する
雑記ブログで稼ごうと思ったら、WordPressの活用が必須です。
無料ブログであれば、運営コストは一切かかりません。しかし、広告掲載についての制約が多いです。規約により、ブログが凍結されることもあります。また、ブログサービス自体が終了してしまうリスクもあります。総じてみれば、収益化には不向きです。
WordPressであれば、こうしたデメリットの心配はありません。逆に、以下のような多くのメリットが得られます。
- 「プラグイン」が多くあり、好みの仕様に手軽にカスタマイズできる
- プログラミング言語の知識要らずで、直感的に記事を作成できる
- 「テーマ」を使って、サイトのデザイン性を高められる
- 分かりやすい記事を作れるため、SEOを強化できる
- ネット上で、WordPressに関する情報を入手しやすい
WordPressのブログ利用では、レンタルサーバー代やドメイン取得・維持費などのコスト負担が避けられません。しかし、ブログで広告費を稼げれば、コストを上回る収益を上げることは十分可能です。実際、稼いでいるブロガーの殆どが、WordPressを活用しています。
情報の真偽は必ず確かめる
そもそも雑記ブログでは、専門性や権威性の獲得が期待できません。情報の信頼性を読者に訴求しづらいです。ただでさえそうなのに、さらに事実に基づかない情報・見解を鵜呑みにして記事を書けば、どうなるでしょうか。
記事化された情報が事実に反していれば、意図的ではないにせよ、デマの拡散に手を貸したも同然です。読者を騙すことになれば、何らかの不利益を与えるかもしれません。結果として、自身やブログ自体の信頼や評判が地に落ちることにもつながります。
記事の執筆前には、採り上げる情報の真偽を必ず確かめておきましょう。明らかに間違った情報を排除すべきなのはもちろん、真偽が定かでない情報をネタにしない、記事化しないことが大切です。
月10万円稼げる雑記ブログにするコツとは?
雑記ブログ運営に臨む準備と心構えができたら、いよいよ実践です。ブログ運営においても、楽に稼げたり、必ず儲かったりする秘策などありません。とはいえ、成功者の軌跡をたどれば、定石やセオリーはたしかに存在すると分かります。
以下、月10万円稼げる雑記ブログにするコツを、8つの視点からみていきましょう。
サイト設計の段階からカテゴリ分けしておく
ジャンルが多岐にわたる雑記ブログでは、カテゴリ分けがことのほか重要です。カテゴリ分けされていなければ、読者が次に読みたい記事に速やかに遷移できません。離脱リスクが高まり、集客できたのにコンバージョン率が伸び悩むといったことになりがちです。
サイト設計の段階から、簡明なカテゴリ構造を用意しておきましょう。読者の利便性確保につながるだけでなく、SEO的観点からも有効です。早いうちにカテゴリ分けしておけば、記事が貯まってからのような手間もかかりません。
ただし、厳格なカテゴリ分けはNGです。テーマの自由度が高い雑記ブログの良さが失われるだけでなく、読者を迷わせることにもなりかねません。カテゴリは作り過ぎず、読者がブログ内をスムーズに回遊できるシンプルな構造にするのがおすすめです。
集客記事からアクセスを集め、収益記事へ誘導する
ただ何となく記事を書いてブログに載せても、月10万円稼げるようにはなりません。稼ぐためには、記事を集客用と収益用とに分けて執筆し、収益化への道筋がはっきりした構造のブログにする必要があります。
集客記事には、競合が少なく、かつ企業が手を出しづらいロングテールキーワードを選定しましょう。購買意欲の高い流入ユーザーを内部リンクを通じて収益記事に誘導し、CVにつなげる、この仕組みを理解しておくことが大切です。
多様なジャンルを扱う雑記ブログでは、幅広い層からの集客が見込めます。ユーザーを無理なく収益記事に導けるよう、関連性の高い集客記事を複数用意することが大切です。内部リンク設置場所を最適化できれば、収益記事への大幅なアクセス増も期待できるでしょう。
主ジャンルを決め、関連記事をまとめる
基本的に書きたいことを自由に書けるのが、雑記ブログのいいところです。とはいえ、月10万円稼ごうと思ったら、設定した主ジャンルに沿って関連記事をまとめていくことも大切です。
主ジャンルが決まっている一連の記事群は、一般に検索エンジンから高く評価される傾向があります。共起語や各記事の関連性の高さから、ユーザーの悩み解決につながる有益な情報を提供しているコンテンツだとみなされやすいためです。
主ジャンルを設定して狙うべきキーワードを決めたら、キーワードを軸にして、設計図を描きましょう。各記事のブログでの位置づけを可視化できます。10本の子記事をジャンル化してまとめ記事に集約し、幅広いキーワードからのアクセス増を狙うのもおすすめです。
ロングテールキーワードで検索1位を狙う
狙ったキーワードで上位を取れなければアクセスが伸びず、収益にもつながりません。これは雑記ブログも同様です。大きな成果が期待できるのは、ビッグキーワード狙いです。しかし、大手サイトが競合になるため、一般に成功させるのは至難の業となります。
そこで、ロングテールキーワードによる検索1位記事の積み上げを目指しましょう。射程範囲が狭まる分、ビッグキーワードのようなアクセス数は期待できません。とはいえ、ユーザーの悩みを細分化できる語彙の組み合わせは、まだまだ探せば結構あるものです。
競合が少ないロングテールキーワードであれば、ビッグキーワードとは異なり、上位表示は比較的容易です。ブログのドメインパワーが向上すれば、ビッグキーワードでの上位表示も狙えるようになるでしょう。
読まれやすい文章・構成を心掛ける
ページ滞在時間が長くなるほど、検索結果で上位表示されやすくなります。途中で離脱されずに完読してもらえるよう、ユーザーに読まれやすい文章や構成を心掛けることが大切です。
記事内容の大筋が伝わるタイトルや見出しをつけましょう。接続詞・助詞を正しく用いる必要もあります。図表や関連画像を適宜挿入したり、要点を箇条書きしたりもおすすめです。長文であっても読みやすく、理解しやすい記事にできます。
離脱阻止に向けては、結論を最初に書くことも重要です。昨今はスマホ閲覧が主流化しつつあります。ファーストビューや1スクロール以内といった限られた範囲の画面で要旨を伝え、ユーザーに読むに値するサイトだと感じさせる工夫が必要です。
マネタイズの公式を使ってサイト分析や改善を実施する
収益アップに向けては、マネタイズに対する理解が欠かせません。ブログ運営で重要なマネタイズの公式は、次の2つです。
売上=申し込み件数×広告単価
申し込み件数 = PV×クリック率×コンバージョン率
上の式から分かるように、売上は広告単価の多寡に左右されます。例えば広告単価が100円の場合、1万円の100倍の申し込みがないと売上が追いつきません。そのため、特にドメインパワーがまだ低い段階では、高単価の広告を選んで確実に成約に導くことが大切です。
申し込み件数に関しては、下の式にある各要素の数値が問題点把握の指標となります。例えば、PVが低ければ、集客施策の拡充が必要です。検索順位が低い記事をリライトする、競合が少ないロングテールキーワードの記事を追加する、などの対策が考えられるでしょう。
200記事のストックを目指す
「勝ち組」ブロガーの多くが実践しているのが、200本の記事をストックすることです。「月10万円稼ぎたいなら継続が何よりも大事である」「自由に書ける雑記ブログであれば、200記事到達はそんなに難しくない」などの声も聞かれます。
たしかに、200記事アップしたら、必ず月10万円稼げるようになる訳ではないでしょう。また、ブログ全体の収益の大半を10本程度の精鋭記事のみで稼いでいるケースもあります。200本も貯めたって仕方がないのではないか、と思われるかもしれません。
しかし、大切なのは、執筆を継続することです。200記事のストックを通じて体得したノウハウは、確実にブログ運営の財産になります。また、収益に直接結びつかない記事であっても、ブログの信頼性やアクセスを向上させるなどの形で役立つことがあるでしょう。
リライトは正しく行う
収益性の向上に向けては、リライトを正しく行って、コンテンツの質改善を図ることも大切です。実施により、古くなった情報の更新はもちろん、検索順位上昇やクリック率改善といったSEOの強化、読者満足度の向上などが期待できます。
リライトは、SEOチェキなどを用いて検索順位を調べることから始めます。検索順位をチェックしたらリライトの実施です。目的に応じて追記や修正をしていきましょう。リライト後の効果検証も欠かせません。対策の成否や達成度を確かめておくことが大切です。
最後に、リライト実施に向けた注意点を2つ挙げます。
第1に、公開して間もない記事のリライトは避けましょう。検索順位は、時間をかけて徐々に上昇していくことが多いからです。3ヶ月程度様子を見てからでも、十分間に合います。
第2に、全記事のリライトはおすすめできません。既に一定のアクセスがあり、収益に結びついている記事に絞って実施していくのが、コスパの観点からも有効です。
まとめ
ジャンルやテーマに縛られず、自由に書けるのが雑記ブログの魅力です。特化ブログに比べ、収益化が難しいと言われることもあります。しかし、やり方さえ間違えなければ、月10万円稼ぐのは不可能なことではありません。
雑記ブログでは、あるジャンルで行き詰まったとしても、別のジャンルで補完できます。結果の出せそうなジャンルが分かったら、収益性の高い特化ブログへの転向も可能です。ブログ運営をお考えであれば、まずは雑記ブログを立ち上げてみましょう。