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大学生のブログのネタの探し方は?ブログを書く際に注意すべきことと併せて解説

ライティング

昨今ではネット上での情報発信源としてはSNSが幅を利かせていますが、日本国内での利用者数が約7,000万人と推測されているブログも、今でもメジャーな情報発信源です。

大学受験を終えて大学に入り、大学生になってから自由に使える時間が増えたことで、ブログを書いて情報発信を始めてみようという人も少なくないのではないでしょうか。ブログを書くことは人とのつながりを持ち、アイデアを共有し、社会的なネットワークを作るのに素晴らしい方法です。

しかし、初めてブログを書く人は何をネタにしたらいいのか分からないこともあるでしょう。

そこで本記事では、大学生のブログのネタの探し方や、大学生がブログを書く際に注意すべきことについて解説します。

大学生のブログのネタの探し方

ここでは大学生のブログのネタの探し方として5つ挙げます。

大学生活の日常を記録する

授業のこと、サークル活動のこと、アルバイトのこと、友人のこと、一人暮らしのこと、休み中の過ごし方のことなど、大学生活での何気ない日常を記録するのもブログのネタとしておすすめです。

大学生活は多くの人にとって人生の特別な時期であり、さまざまな新しい経験をする中で、さまざまな感情を味わいます。ブログで大学生活の日常を記録することで、同じような経験をしている読者から共感を得ることが可能です。

また、大学生活に関する情報は、意外と多くの人が求めています。授業、キャンパスライフ、課題活動、アルバイトなど、自分が経験したことを発信するブログは、他の学生にとって貴重な情報源になります。

自分の好きなことや興味のあることを発信する

音楽、映画、読書、ゲーム、スポーツなど、自分が好きなことや興味のあることをブログのテーマとすることで、熱意が伝わって読者も共感しやすくなります。

好きな理由やレビューなども盛り込んで書けば読者にとっても有益な情報となるでしょう。また自分の好きなことや興味のあることを発信することで、同じ趣味を持つ読者と、コメント欄を通して意見交換をしたり情報交換をしたりといった交流が生まれ、交友の幅が広がります。

もしかしたら、その分野に関する専門知識を持った人と交流する機会が生まれるかもしれません。他にも、好きなことや興味のあることはその人の人となりを表すものです。ブログで自分の個性的な部分を発信することで、他のブログとの差別化が可能になります。

大学生活の悩みや不安を共有する

多くの大学生は、学業のこと、人間関係のこと、進路のこと、お金のことなど、大学生活についてさまざまな悩みや不安を抱えているものです。

ブログで大学生活ならではの自分の悩みや不安を共有することで、同じ悩みや不安を抱える他の大学生にとって役に立つ情報となります。同じ悩みや不安を抱える他の大学生と交流を持てば、自分自身の問題解決のヒントが得られるかもしれません。

悩みや不安を発信する側としても、自分の経験を踏まえて解決策やアドバイスなども併せて発信すれば、双方向での問題解決に役立つかもしれません。

悩みや不安を共有することは恥ずかしいことではありません。建設的な問題解決の場としてブログを活用するといいでしょう。

大学に関する豆知識や裏技を紹介する

大学生活をより充実したものにさせるための大学に関する豆知識や裏技を紹介するブログは、実用性が高く、多くの読者を獲得できる可能性があります。

効率的な勉強方法、おすすめの参考書、試験対策、おすすめの学食メニュー、図書館の活用方法、サークル活動の選び方など、自分が知っているキャンパス内の情報を発信するといいでしょう。これらの情報は、大学生活をより充実させるためのヒントやアイデアとして、読者にとって興味深いものとなり、オリジナリティのある情報を発信できるようになります。

ただし、提供する情報が正確で信頼性の高いものであることを確認する必要があります。

大学生活を通して学んだことをまとめる

大学生活を通して学んだ知識やスキル、サークル活動を通して得た経験、アルバイトを通して培ったコミュニケーション能力などをまとめたブログは読者にとって有益な情報源になります。ブログは日々の出来事を記録する日記のような役割も果たし、大学生活を通して学んだことを振り返る際に、ブログを読み返すことで、自分がどのように成長してきたのかが分かります。

また、大学生活を通して学んだことをまとめることで、自分の強みや弱みを客観的に分析できるようになり、将来の就職活動や社会人としての活動に役立つことでしょう。学んだことをことをただ羅列するのではなく、具体的なエピソードも交えて書けば、より読みやすく、共感しやすい記事になります。

大学生がブログを書く際に注意すべきこと

ここでは大学生がブログを書く際に注意すべきことを4つ挙げます。

個人情報の取り扱い

ブログは多くの人に読まれる可能性のある公的な場です。住所、電話番号、メールアドレスなどの個人情報をブログ上で公開してしまうと、悪用されて犯罪の被害に遭ったり、名誉を棄損されたりするなどの不利益を被る可能性があります。

また、ブログを書く側が個人情報を適切に取り扱っていないと、ブログサービスの利用規約に違反しているとして、ブログが閉鎖される可能性があります。本人の同意を得ずに氏名、住所、電話番号、メールアドレス、写真、勤務先などの個人を特定できる情報を公開することは、絶対に避けなければいけません。

個人情報を守る方法としては、本名を明かさずに匿名を使うことで、個人情報の漏洩リスクを軽減可能です。

誹謗中傷

特定の個人や団体を誹謗中傷するような記事は、名誉棄損や人権侵害として問題になる可能性があります。これは後述する法定遵守にも関わる問題で、民事上の責任だけでなく、刑事罰の対象となる可能性もあります。

また、誹謗中傷を含む記事は、インターネット上で拡散されて、炎上と呼ばれる状況に発展する可能性も否定できず、炎上はブログを運営する側にとって大きなダメージです。ブログの内容が誹謗中傷にならないようにするためには、客観的な事実だけを書く、根拠のない批判はしない、差別的な表現を使わない、公序良俗に反する表現を使わないといった注意が必要です。

くれぐれも表現には十分に注意し、相手を尊重した内容にすることが重要です。

著作権

著作権のある写真や音楽などの素材は著作権法にしたがって著作権者の許可を得なければ、無断で使用することはできません。許可を得るか、さもなければ著作権フリーの素材を使うようにしなければなりません。

著作権法を遵守せずにブログを運営すると、著作権侵害として損害賠償責任を負ったり、ブログサービスの利用規約に違反しているとしてブログが閉鎖されたりする可能性があります。

著作権を侵害しないためには、自分で作成した文章・写真・イラスト・動画のみを掲載する、他人の著作物を引用する場合は出典を明記して引用範囲を適切に設定するなどの注意が必要です。著作権を侵害すると、法的な問題だけでなく、読者に対してブログの正当性や信頼性が損なわれる場合もあります。

法令遵守

ブログの内容は、前述の著作権も含めて法律に抵触するようなものであってはなりません。大学生だと法律を意識するのは車やバイクを運転する際に道路交通法を意識する程度かもしれませんが、大学生であっても社会を構成する一員として法令遵守が求められます。

ブログの内容が法令に違反していると、罰則の対象になり、ブログの内容によって他人に損害を与えたり、名誉を棄損したりした場合では、損害賠償責任を負う可能性があります。また、差別的な表現があったり、プライバシーを侵害するような内容があったりした場合は、人権侵害にあたるとして、民事上の責任を負うだけでなく、刑事罰の対象となる可能性も否定できません。

表現の自由は憲法で保障された権利ではありますが、自由には社会的な責任が伴います。

まとめ

SNSの普及や画像・動画コンテンツの台頭などによって、ブログの利用者数は近年やや減少傾向にあります。しかしながらブログは依然として極めて多くの人に利用されており、情報発信や自己表現の場として今でも重要な役割を果たしているのは確かな事実です。SNSは情報の更新頻度は高いものの、情報を蓄積するという面ではブログに一日の長があります。

多くの読者に読んでもらうためには、読者の関心をそそるネタにすることも大切ですが、文章表現に注意する、読みやすい文章を心掛ける、読者との交流を大切にするといったことも重要です。

上述した点に加えてこれらの点を注意すれば、より安全で充実したブログライフを送れることでしょう。