COLUMNコラム

はじめるなら今でしょ!高校生がブログで稼ぐ方法を解説

ライティング

もしかしたらあなたの周囲にもいるかもしれません。人知れず、 ブログでガッツリ稼いでいる高校生の話です。

ブログは、好きな時間に独りで取り組みながら収益化を目指せるビジネスとして、今とても人気があります。はやりの副業としてはもちろん、月収数百万を達成して脱サラに成功している人だって少なくはないのです。

高校生も例外ではありません。あなたがブログにちょっとでも興味があるのであれば、ぜひ読んでみてください。ほんの少しの勇気が、あなたに思わぬ高校生活の贈り物を与えてくれるかもしれません。

「高校生がブログで稼ぐ方法」始める手順

どの商売であっても、稼ぎたいと思ったら、まずはその仕組みや手順をよく知っておく必要があります。

ここでは、ブログを始める手順を、5つのステップに分けてみていきましょう。

ブログを開設する

まずは、ブログを開設します。

無料ブログでは収益化しづらいため、WordPressのような大手の有料ブログがオススメです。月1,000円程度のコストこそかかるものの、収益化を図りやすいブログを構築できます。

WordPressブログの開設には、レンタルサーバー契約や独自ドメインの取得も欠かせません。これら3つはブログ運営の基盤となるサービスです。初期費用をあまりかけられない高校生も多いと思います。費用対効果を考えて慎重に選びましょう。

ブログ収益化の仕組みを学ぶ

ブログ収益化の仕組みは、集客とマネタイズの2ステップです。

集客の媒体としては、検索エンジンやSNSなどが挙げられます。検索エンジンであれば、対策キーワードに込められたユーザーの悩みを解決する記事を用意、上位表示により集客の達成という流れになります。

マネタイズの軸は、アフィリエイト収益に置くのがおすすめです。成果型報酬のため、ブログ内容に合った広告を貼って商材が売れれば、ガッツリ稼ぐことも夢ではありません。

クリック型報酬であるGoogleのアドセンス収益であれば、ブログ初心者の高校生にも取り組みやすいでしょう。ただし、1クリック30円前後と大きく稼げる方法ではありません。また、厳しめとされる審査に合格する必要があることにも要注意です。

ブログで扱うジャンルを決める

収益化の仕組みを学んだら、ブログで扱うジャンルの選定です。

「ブログで稼ぐならジャンル選びが9割!」と言われます。とくに重要なのが、ユーザーからの需要があって市場規模の大きいジャンルを選ぶことです。ブログは読まれてナンボの商売だからです。

需要のあるジャンルを見極められたら、その中から自分が熱意をもって書き続けられるジャンルを選びましょう。

ブログで成果が出るまでに、少なくとも半年から1年はかかります。好きなジャンルであれば無理なく継続することが可能です。実体験に根差す独自性の強い記事を書ければ、Googleからも評価されやすくなり、稼げるチャンスがさらに広がります。

アフィリエイトサービス(ASP)に登録する

ブログで扱うジャンルが決まったら、次にアフィリエイトサービス(ASP)に登録します。

一般にブログでは、広告を出す企業と直接契約を結ぶ訳ではありません。仲介業者であるASPに登録して、広告の選定や報酬の受け取りが行われる仕組みになっています。

高校生にとり厄介なのが、多くのASPで、18歳未満では登録できないといった年齢制限が設けられていることです。親の承諾を得て親名義で登録するか、「もしもアフィリエイト」のような年齢制限のないASPに登録するかを決める必要があります。

ブログ記事を書いていく

ここまでの準備が済んだら、いよいよブログの執筆です。あらかじめ決めてあったジャンルの記事を書いていきましょう。

普段文章を書き慣れていない高校生であれば、最初からクオリティを追求する必要はありません。PREP法などの文章の型を用いて、まずは起承転結のある文章を苦労せずに書けるようになることを目指すのがおすすめです。

とはいえ、アフィリエイトブログは収益化を目指すための手段に他なりません。日記ブログのように、思いのままを書き連ねるものとは異なります。ユーザーの悩みや疑問の解決につながる文章を書くスキルの習得について、この段階から意識的であった方がよいでしょう。

「高校生がブログで稼ぐ方法」コツ

ブログを始める手順がひと通りお分かりいただけたことと思います。とはいえ、ここまでは、あくまでブログで稼ぐための基盤づくりのお話しです。ようやく、並み居るブログ初心者らとともに、スタートラインに立てた段階に過ぎません。

そこで、ここからは、高校生がブログで稼ぐためのコツを紹介していきます。

読者のターゲットを明確に設定する

ブログで扱うジャンルを決めたら、執筆した記事を誰に届けたいのか、すなわち読者のターゲットを明確に設定する必要があります。ターゲットが曖昧だと、読者の共感を呼び込める説得力のある記事になりにくいからです。

例えば、大学受験の英語について書くと決めたとします。この場合、ターゲットを単に「大学受験英語の勉強法を知りたい高校生」と決めるだけでは足りません。

では、以下のように詳細にターゲット設定してみるとどうでしょうか。

  • 現在高校3年生で、受験まであと1年を切っている
  • 英語は割と好きで、普段から勉強もそこそこしている
  • 学校のテストだとまあまあの点数を取れるが、長文読解がやや苦手
  • 部活の引退時期が近く、引退したら長文読解の克服に集中したいと考えている
  • 教科書以外で学んだことがないので、おすすめの参考書や勉強法を知りたい

このくらいターゲットを絞れれば、共通する悩みを持つ特定の高校生に刺さる記事を書くことができるでしょう。

記事内容への共感が、アフィリエイトの成果を向上させます。読者の悩みを解決する記事は、Googleからも評価されやすいです。検索上位獲得によるファンの増加、ブログの集客力アップといった好循環が期待できます。

SEOを勉強する

SEOとは、ブログなどのWebサイトをGoogleの検索エンジンで上位表示させるための施策を指します。ブログで稼ぐためには、SEOの実践が欠かせません。初心者のうちに、SEOの基礎をしっかりと学んでおきましょう。

SEOがなぜ大事かというと、検索上位獲得がアクセス数を向上させるためのキーファクターになるからです。実店舗販売では、お店にお客が集まらなければ物は売れません。同様に、ブログが検索上位に表示されなければ、アフィリエイトの成果は伸ばせないのです。

SEOには、カテゴリー別にさまざまな施策があります。ブログ初心者であれば、次のようなコンテンツSEOから取り組んでいくのがおすすめです。

  • 上位表示が見込める検索キーワードを選定する(最初はロングテールキーワードがよい)
  • 選定したキーワードをタイトルや見出し、本文の適切な箇所に配置する
  • SEOライティングのスキルを身につける

執筆に慣れてきたら、検索エンジンに評価されるサイト構造にするためのSEOの内部対策、良質な被リンクの獲得といった外部対策にも、徐々に手を広げていきましょう。

選定キーワードの競合分析を行う

選定したキーワードの競合分析も欠かせません。競合分析とは、その検索キーワードで上位表示されている記事を分析することを言います。

近時のGoogleは、個人ブログよりも、専門性や権威性に優る企業サイトを高く評価する傾向にあります。頑張って記事を書き上げたとしても、選定キーワードによってはSEO的に評価されず、上位表示されないといったことにもなりかねません。

そこで、選定キーワードが個人ブログでも勝負できるかどうか、競合分析をして判断します。一高校生であるあなたにはとても太刀打ちできないキーワードだと分かったら、潔く撤退して別のキーワードを探す方が賢明です。

勝算が見込める場合には、より詳細な分析を加えていきましょう。この場合の競合分析の目的は、検索者のコアニーズの把握とあなたのブログが質的に超えるべきラインの設定です。的確に実施できれば、ブログの目指すべき方向性と客観的なレベルを明らかにできます。

読者に共感する文章を書く

読者に共感する文章を書くことも大切です。読者の多くは、悩みの解決よりも前に、悩んでいる自分の気持ちに寄り添ってもらいたいと考えています。いきなり解決策を提示するのではなく、まずは共感の意を示し、読者に離脱されない記事を書いていきましょう。

ここで言う共感とは、読者の抱えるであろう悩みを自身のものとして捉え、その感情を共有することを指します。したがって共感力の高い記事とは、ターゲットが抱くであろう悩みを的確に先取りし、その悩みに同調する形で解決策が示されていく文章に他なりません。

先述の英語勉強法の例で言えば、「自分も以前は長文読解が難しいと感じていました」と前置きしてみるのもよいでしょう。「単語を知ってても文章全体で何を言っているかが分かりにくいんですよね!」と書けば、まさにそこを悩んでいる読者に刺さるかもしれません。

情報過多の時代です。マスメディアはもちろん、インターネット上でも、あなたが書こうとするジャンルの情報はそこかしこで見つけられるでしょう。この状況で稼ごうと思ったら、共感性を基盤にブログを構築し、読者をファン化していく取り組みが欠かせないのです。

リライトを必ず行う

ブログ記事は、書き上げてアップしたら終わりではありません。リライトを必ず行い、記事の質を改善することが大切です。リライトはまた、ブログのドメインパワーを高めるうえでも欠かせない役割を果たします。

リライトは、アップした記事がある程度溜まったタイミングで実施しましょう。記事数が乏しい段階では、リライトの判断指標となるアクセス数やクリック率などのデータが十分に集まりきらないからです。

リライトの具体的な方法は、目的により以下のように変わってきます。

  • 情報のアップデートや検索順位を上げるためのリライト
    記事の書き直しや追記が中心となります。検索順位を下げる可能性がある古い情報を更新し、SEOの観点から検索意図に沿う形でリライトしていきましょう。ただし、検索順位が低過ぎる記事は、リライトでは効果が見込めません。新たに書き直す方がベターです。
  • 成約率(CVR)を上げるためのリライト
    成約率は、ユーザーのページ遷移率と深く関わります。リライトのウェイトは、コンテンツの書き直しよりも、リンクの見直しなどのブログ内導線の再設計に置かれることになるでしょう。こちらも、改善が期待できる検索上位記事を優先して実施するのが一般的です。

「高校生がブログで稼ぐ方法」メリット

ブログ仕事は、一般に長丁場になります。人は弱い生き物ですから、お金を稼ぐだけが目的のモチベーションなど、そうそう長く保ち続けられるものではありません。

そこで、高校生であるあなたがブログを始めるとどのようなメリットが得られるのか、ここで一度整理しておきましょう。

ちょっとやる気がなくなってきたなと感じたときに、読み返してみるのもおすすめです。

スキマ時間を使ってお小遣いが稼げる

ブログは、スキマ時間を使ってお小遣いが稼げる数少ない手段の1つです。記事の執筆に充てられるのは、家に居る時間だけではありません。登下校のバスや電車に乗っている間はもちろん、学校の休み時間だって執筆は十分可能です。

PCやスマホに文字を打ち込むことができなくても、そこで諦めてはいけません。ブログにかけられる時間は、工夫次第でまだまだ捻出できます。次に書くテーマを考え出したり、構成を練ったりであれば、それこそ歩きながらでも取り組めるでしょう。

こうした自由度の高い仕事の進め方は、独りでできるブログならではのメリットと言えます。決まった時間に、時として馬が合わない他人とも共にシフトをこなしていく必要があるバイトでは、こうはいきません。

好きなことをマイペースで発信できる

ブログには、自分の好きなことを継続して発信できるメリットがあります。

あなたにも、時間を忘れて夢中になれる趣味が1つくらいはあるでしょう。「好きこそ物の上手なれ!」とはよく言ったものです。知らずしてある程度の高みに達したその趣味をジャンルに掲げてブログを立ち上げれば、同好の士である読者らに刺さる可能性があります。

一見取るに足らない趣味であっても、すぐに諦める必要はありません。ネットコミュニティには、もともと多様性を受け入れる素地があるからです。ニッチなジャンルであっても、好奇心旺盛で、マニアックな読者をそれなりに獲得できる可能性は十分あります。

「SNS疲れ」のようなコミュニケーションストレスが生じにくいのも、ブログのメリットと言えるでしょう。マイペースで情報を発信できるため、精神的に未熟でネットリテラシーがまだ十分に育っていない高校生でも、比較的安全に取り組めます。

文章力が磨かれる

言わずもがなですが、ブログを続けていると文章力が磨かれます。

文章力は、日記や書籍の読後感想文などを書くことでも、それなりに身につけられるかもしれません。とはいえ、これらは基本的に後から自分が読み返すために書かれるものなので、想念をただ書き留めておくだけの独りよがりのものになりがちです。

対してWeb上に公開されるブログでは、他人に読んでもらう文章を書けなければ、成果には結び付きません。必然的に誰が読んでも分かりやすい内容と書き方を心掛けるようになるため、書き続けるうちに読み手に刺さる、良い文章を書けるようになります。

ブログで培った文章力は、ブログそのものに留まらず、学校の勉強にも役立つこと必至です。文章の読み書きが基本となる文系科目はもちろん、理系科目におけるレポートやプレゼンの作成などにも存分に活かせるでしょう。

卒業後の進路においても同様です。近時重要性が喧伝される"コミュ力"とは、必ずしも会話力だけに限られません。学問やビジネスの世界では、自分の考えを論理的かつ明晰に文章化するスキルが、会話力と同等かそれ以上に重要な素養になってきます。

実用的なスキルが学べる

ブログでは、文章力以外のさまざまなスキルも学べます。ブラインドタッチのようなタイピングスキルは、とにかく文章を書くことが上達の近道です。また、読者を惹きつけるWebのデザインスキルについても、書き続けることで徐々に身につけられるでしょう。

より重要度の高い実用スキルとしては、マーケティングスキルやリサーチスキルが挙げられます。

ブログも数あるビジネスの1つです。稼ぐためには、Web集客やユーザーニーズの把握、成果獲得に向けた的確な戦略の構築が欠かせません。勝ち筋キーワードの選定や競合分析などで磨かれる素養は、汎用性の高いマーケティングスキルとして、将来に必ず役立ちます。

こうした戦略を成功させるうえで必須となるのが、リサーチスキルです。ブログの執筆は、正確な情報の収集と情報の的確な取捨選択に基づいて行われる必要があるからです。ブログで培われるリサーチスキルもまた、分野を問わず広く通用する素養と言えるでしょう。

継続する力が身につく

実際に始めてみると分かりますが、ブログの成果がすぐに表れることはまずありません。検索上位に表示されるまでには、記事の執筆やリライトにコツコツと取り組んでいく困難さが伴います。稼ごうと思ったら、何よりも諦めずに継続していく力が欠かせないのです。

そのため、ブログは、高校生であるあなたが継続力を身につけるにはうってつけの取り組みと言えるでしょう。そして、ブログを続けられたという成功体験は、今後の人生のかけがえのない財産となります。稼げることができれば、さらに大きな自信になるでしょう。

継続力は、社会人としても常に必要とされるスキルです。そして、継続力があるということは、向上心がある、物事をポジティブに考えられる、ストレス耐性が高いといった、さまざまな長所を持ち合わせていることの証明にもなります。

「高校生がブログで稼ぐ方法」デメリット

高校生がブログを始めれば、当然ですが良いことばかりではありません。

例えば、以下のようなデメリットが出てくるかもしれないことを知っておきましょう。

自分の時間が少なくなる

ブログを始めると、自分の時間が少なくなります。ブログ記事の執筆には、まとまった時間が必要になるためです。そうなれば、友人との付き合いや趣味を楽しむ時間を削らざるを得ないでしょう。これは、高校生にとり一番辛いことかもしれません。

ただ、これも考え方次第です。何も自由時間のすべてをブログに使う必要はありません。毎日10分~1時間でよいので、その間はブログに集中しましょう。ノルマをこなせたら、ゲームや漫画です。これなら、メリハリのある充実した自由時間を過ごせるでしょう。

収益化に時間がかかる

継続力のところで触れたように、ストック型ビジネスの1つであるブログは、収益化に時間がかかるのが一般的です。早くても2~3ヶ月、普通は半年~1年以上がかかるでしょう。

とはいえ、コツコツと記事を積み上げていったん稼げるようになると、爆発力もまた半端ではありません。収益に上限などないため、月100万以上稼ぐ凄腕ブロガーもザラです。

ブログ運営を通じて、社会に出る前の高校生のうちにお金を稼ぐことの大変さやビジネスの醍醐味を身をもって実感できます。バイトにはない苦労を味わされるかもしれませんが、その分将来に活きる貴重な経験が得られるでしょう。

学業が疎かになる可能性がある

学業が疎かになる可能性も想定しておきましょう。まとまった時間が必要になるブログはまた、取り組み始めたら止められない、中毒性の高いゲームのような面白さも多分に秘めています。気づいたら勉強する時間がなくなっていた、ということにもなりかねません。

ここで、優先すべきが学業であることに異論はないでしょう。とはいえ、「ではブログを辞めて勉強しましょう」ではつまらないので、ブログを学業に活かすための提案を1つご紹介します。

それは、ブログで否が応でも取り組まざるを得ない、インプット・アウトプットのプロセスを学業に採り入れることです。なぜなら、ブログの収益化と学業成績の向上とは、成果獲得に向けたやり方において共通するところが少なくないからです。

ブログは、集客やターゲット設定のための仕組みを構築するための学びと、そこで学んだことを執筆により記事化していく実践の繰り返しです。これは、どの勉強法でいかにして学力を高めていくべきかという、成績アップの方法論の確立にもそのまま応用できるでしょう。

否定的なコメントが寄せられることもある

ブログでは、否定的なコメントが寄せられることもあります。

否定的なコメントと一口に言ってもさまざまです。内容が間違っているという至極真っ当な指摘もあれば、嫉妬やねたみから出た言葉や単なる言いがかりに近いようなものまでがごちゃ混ぜになって届けられることも珍しくはありません。

昨今は、SNS上でのネガティブコメントのリスクや犯罪性が、広く社会で共有されつつあります。とはいえ、防止策やそれへの対処法の確立は、まだまだ道半ばに留まっているのが現状です。

ブログでも、似たような事例は度々起こり得ます。多感な高校生の立場でそうしたコメントを浴びせられるのは結構応えるでしょうが、稼ぐうえでの悪質な副産物と捉えましょう。軽く聞き流しておくに越したことはありません。

「高校生がブログで稼ぐ方法」注意点

ここまでお読みいただき、高校生がブログで稼ぐ方法やブログを運営するメリット・デメリットが、一通りお分かりいただけたことでしょう。

では、それでもなおブログで稼ぎたいと考える高校生のあなたに、最後にいくつかの注意点をお伝えします。

実名と顔は絶対に公開しない

ブログでは、実名と顔を絶対に公開してはいけません。ネット上には、悪意を持った輩も少なからず存在します。記事内容から学校や家を特定してあなたに攻撃してきたり、その情報をあなたが意図しない形で拡散されてしまったりする恐れがあります。

こうした身バレは、あなた自身だけでなく、親や兄弟姉妹、親友などのごく近しい人たちにも取り返しのつかない迷惑をかけてしまいかねません。社会的に独り立ちしていない高校生の間は、身バレリスクにつながる実名や顔の公開はご法度です。

嘘や偽りの情報は載せない

嘘や偽りの情報を載せないことも大切です。

ブログに多くの読者がつくようになってくると、もっと喜んでもらおうとして、つい話を盛りたくなる誘惑に駆られることもあるかもしれません。しかし、そうした情報が嘘や偽りから成るものであれば、あなたのブログの信用性が一気に失われること必至です。

あなたがデメリットを被るだけであれば、身から出た錆ゆえ、ある意味大したことではありません。より深刻なのは、あなたが書いた情報を信じて行動し、結果としてなにがしかの不利益を被る、あるいはその危険に晒される読者の立場です。

ブログに載せられた情報は、公開と同時にあなたの思惑を離れて公的な空間に投げかけられます。学校内での友人同士の単なる噂話とは全くの別物です。れっきとした社会的発言として扱われることを肝に銘じ、確たる根拠に基づいた情報の発信に努めましょう。

著作権に配慮する

著作権への配慮も欠かせません。

ブログで好きなアニメや漫画の情報を発信しようと考える高校生は少なくないでしょう。大いに結構ですが、好き勝手に書いたり載せたりするのはおすすめできません。1つやり方を間違えば、著作権侵害に問われる可能性があります。

例えば、アニメのキャプチャ画像です。アニメ画像の無断転載は、公式サイト経由や著作権フリー画像などの限られた例外を除けば、基本的に許されません。また、レビュー目的でアニメや漫画のストーリーを紹介する場合には、法的に適切に引用する必要があります。
 
アニメや漫画だけではありません。映画にしろ、絵画や音楽の歌詞にしろ、およそ他人が創作したコンテンツには著作権が発生します。そうしたコンテンツの利用には厳格なルールが設けられているため、事前にきちんと学んでおきましょう。

年間所得額を48万円以内に抑えよう

ブログで稼いだ収入は、雑所得として所得税の課税対象となります。ただし、必要経費を指し引いた金額が48万円以下であれば親の扶養内にあるものとして扱われるため、確定申告は不要です。

16歳以上の高校生であるあなたのブログでの年間合計所得金額が48万円を超えてしまうと、親がこうした扶養控除の恩恵を受けられません。ブログでの稼ぎは、所得額ベースで48万円以内に抑えるようにしましょう。

あなたがブログの他にバイトもしている場合には、給与所得控除の仕組みも知っておく必要があります。給与所得控除額は55万円です。よって、バイト収入から55万円を控除した金額とブログの稼ぎの合算額が48万円を超えると、扶養控除の対象から外れてしまいます。

まとめ

ブログは、努力次第で高校生でも沢山稼げるチャンスのあるビジネスです。継続することで文章力が磨かれますし、社会に出てから役立つリサーチやマーケティングなどの実践的なスキルも鍛えられます。

若いうちに何かに挑戦した経験は、一生の宝になります。リスクには十分気を付ける必要がありますが、ブログに興味があればチャレンジしてみるとよいでしょう。