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実績なしのWebライターが最初にすべきことは? 実績作りの基本を紹介

ライティング

Webライターは誰でも場所と時間を選ばず始められ、実力次第では高収入も見込めます。リモートワークが推進される現在、Webライターに興味を持っている方も多いでしょう。

しかし、Webライターは実績が重視される業界です。実績のないWebライターは、まず仕事を受注できません。稼げるようになるには、まず実績作りから始める必要があります。

そこで、この記事では実績なしのWebライターが最初にすべき実績作りについて解説します。実績のないWebライターは、まず実績0から1にするのを最優先にしなくてはなりません。また、実績を積み上げていくには、工夫や勉強が必要です。

これからWebライターを始めたいと考えている方は、ぜひ本記事をご参照ください。

この記事はこんな人におすすめ

  • 実績なしからWebライターを始めたい
  • 実績を得るために最初に何をすべきか知りたい
  • 実績を積み上げていく方法を知りたい

実績なしではまともな案件は受けられない

内容を選ばないのであれば、実績なしでも案件を受注することは可能です。その意味で、Webライターが誰にでもなれる職業であるのは間違いないでしょう。

しかし、単価の高い案件の受注となると話は違ってきます。

たとえば、Webライターのレベルを「未経験」「一般」「ベテラン」に分けて考えてみましょう。文字単価制にすると、レベルごとの報酬額は次のようになります。

1文字あたりの報酬額(レベル別)

未経験0.3円~0.5円
一般1円~3円
ベテラン5円以上

ある程度の執筆経験がある人なら最初から一般レベル、つまり文字単価1円以上の仕事を受注したくなるのが心情でしょう。

しかし、仮に本人に一般レベルの依頼をこなす実力を備えていたとしても、実績のない以上、クライアントにはライターの実力が分かりません。そのため、単価の高い仕事を受注するには、まず「未経験」の仕事からこなして実績を獲得する必要があります。

実績のないwebライターが初期にとるべき行動は?

実績作りをするにはどうしたらいいのでしょうか。ここでは、実績のないWebライターが初期に取るべき行動を解説します。

プロフィールを作成する

まず、プロフィールの書くべき項目をすべて埋めましょう。

信用が得られなければ、仕事を受注することはできません。相手に信用してもらうために、自分の情報をできるだけ詳しく開示します。実績なしのWebライターがプロフィールで記載すべき項目は次の通りです。

  1. 自己紹介
  2. 経歴・職歴
  3. 可能な業務・関心事
  4. スキル・使えるツール
  5. 得意分野とその根拠
  6. 稼働できる時間・対応時間

発注側にとってプロフィールは重要な判断基準です。できるだけ項目を埋めた上で、箇条書きなどで読みやすくする工夫をしましょう。仕事の受注後はWebライターとしての実績や希望する報酬単価も記載していきます。

発注側に選んでもらうために、プロフィールを作成しましょう。

簡単な仕事で実績を作る

クラウドソーシングサイトなどで、達成できる仕事を引き受けましょう。

仕事は記事作成にこだわらなくても構いません。簡単な文字起こしやアンケートでもOKです。この時点で見られているのは、スキルではなく引き受けた仕事をしっかりこなす誠実さだと考えてください。

クラウドソーシングサイトではどんな仕事でも達成すれば、実績数としてカウントされます。実績数はクライアントが仕事を依頼する判断材料です。実績数が多ければクライアントの信頼性が高まり、案件獲得につながりやすくなります。

まずは簡単な仕事で実績を作り、クライアントの信頼を獲得することから始めましょう。

案件を受けるために数をこなす

実績を0から1にするために、多くの案件に応募しましょう。

プロフィールを作り込んでも、実績なしでは除外されてしまうのが現実です。Webライターの中には「単価の低い仕事は受けてはいけない」と助言する方も多いですが、少なくとも実績なしの時点では当てはまりません。

最初の実績作りのために、数を優先しましょう。

実績をアピールするには?

初期にすべき行動を取って実績を積んだら、その実績を元に実力をアピールして仕事の幅を広げていきます。
しかし、アピールはプロフィールだけでは不十分です。文字数制限があるプロフィールでは、発注側が知りたい情報をすべて伝えるのは不可能だからです。受注側は基本情報だけではなく、実践的なスキルを持っているか判断する必要があります。そこで役立つのが、個人ブログやポートフォリオサイトの作成、Twitterの活用です。

ここでは、Webライターが実績をアピールする方法を解説します。

個人ブログを作る

SEO対策ができることを示すために、個人ブログで上位表示を目指します。

SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、日本語では「検索エンジンの最適化」と訳されます。端的に述べると、自サイトの検索順位を上げるためのマーケティング戦略です。

検索で上位表示されないWeb記事はユーザーに読まれないので、単価の高い仕事では必ずと言っていいほど、SEO対策のスキルが求められます。そのため、自分のブログを上位表示に成功すれば、実力を証明する実績になります。

ただし、ブログは成果が上げるには長い時間が必要です。Webライターとしてアピールできる実績を積むには、一般的に半年~1年は無償で記事を投稿し続ける覚悟が必要になります。

それでも、ブログでの実績が依頼受注の決め手となりやすいのは間違いありません。資産作りと思って個人ブログを作成し、コツコツSEO実績を積み重ねておきましょう。

ポートフォリオサイトを作る

ポートフォリオサイトを作って、発注側にわかりやすいよう実績をまとめましょう。

ポートフォリオサイトとは、自分が過去に手がけた作品を載せたサイトの事です。Webライターなら、自分の記事が掲載されたWebページが作品にあたります。

ポートフォリオサイトなら実績を綺麗にまとめられるのでパッと見での印象がよくなり、応募時の返信率の向上が期待できます。また、ライティングスキルや得意分野のアピールにもなるので、他Webライターとの差別化にもつながります。

クライアントに実績を詳しくアピールするために、ポートフォリオサイトを作成しましょう。

Twitterを活用する

Twitterと連携して、自分のブログやポートフォリオサイトを紹介しましょう。

Twitterの高い拡散力は集客に高い効果を発揮します。そのため、うまく活用できればブログでの上位表示や、ポートフォリオサイトからの仕事受注につながります。また、無料で始められるのも大きな魅力です。

Twitterを活用して、実績を作るチャンスを広げましょう。

クライアントから評価されるためのポイント

実績を重ねてもクライアントから「また依頼したい」と思われなければ、仕事の受注はその場限りで終わってしまいます。そこで、ここでは継続して仕事を受注するために、クライアントがWebライターを評価するポイントを3つ紹介します。

納期を継続的に遵守できる

1つ目は、クライアントから指定した納期を継続的に遵守することです。

通常時はもちろん、緊急性の高い依頼でも納期を遵守します。

たとえば、依頼の中には「明日までに記事を書いてほしい」といった急ぎの内容もあります。このような場合でも引き受けた以上、遅延は許されません。1度でも遅延すれば、そのクライアントからの継続的な仕事の受注や、単価アップは見込めなくなるでしょう。

一方で、納期を継続的に遵守できれば、それだけで受注側は一定の信頼・評価が得られます。クライアントの一番の懸念は、Webライターが納期を守らないことです。継続的な納期遵守の実績があれば、重視されます。

クライアントの信頼・評価の要となる納期を遵守しましょう。

クライアントに配慮する

2つ目は、クライアントにとって発注しやすいWebライターになることです。

たとえば、クライアントはスピーディーな反応を評価します。Webライターが依頼に対して素早く反応し、「依頼を了承するのか」「いつまでに対応できるか」が分かれば、クライアントはすぐに次の行動に移れます。つまり、早く反応すればするほど、クライアント側の時間的なコストを減らせるのです。そのため、対応が早いライターは仮に契約に至らない場合でも、クライアントが次回も声をかけてくれる可能性が高くなります。

クライアントに配慮し、手間やコストを削減するのも評価獲得につながります。

仕事にムラを作らない

3つ目は、クライアントの期待通りに仕上げることです。

仕事にムラがあるWebライターは評価や信頼を築けません。
たとえば、普段、質の高い記事を書いていたのに、いきなり記事の質が落ちてしまえばどうなるでしょう。クライアントは期待していた成果を得られず、大いに予定を狂わされてしまいます。きっと、仕事を受注したWebライターに裏切られた気分になるはずです。これでは、評価や信頼を築くことはできません。

クライアントが望むのはWebライターに望むのは、継続・安定・信頼です。ムラのない仕事を心がけ、クライアントが期待した通りの成果を出しましょう。

Webライターの成長に欠かせないスキルとは?

ここまで読んでくれた人の中には、これからWebライターの勉強を始めてみたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、最後にWebライターとして活動していくのに必要となるスキルを紹介します。裏を返せば、実績作りにも必要となる技術です。Webライターを目指すのであれば、ぜひ取得を心がけてください。

リサーチ力

必要な情報を理解し、その情報を収集・整理する能力です。

Webライターは書くイメージが強いですが、実際は「リサーチ8割、執筆2割」が理想と言われるほど情報収集がメインになる仕事です。

たとえば、クライアントの依頼で商品を売るための記事を書くなら、そのために必要な情報を理解しなくてはなりません。
また、情報があふれるネット上から信用できる情報を探すのであれば、信頼できるサイトの序列や、検索テクニックを知る必要があります。
このように、多種多様な情報から正確性のある記事を書くのに高いリサーチ力は必須です。

リサーチ力を身に付ければ、情報収集を正確に、効率よく行えるようになります。

Webライティング 

Web上で書いたコンテンツを、読者の問題解決に適した構成・文章にするためのスキルです。

Web上で記事を読んでもらうには、論文や小説とは異なる文章力が必要になります。
ユーザーがWebで検索するのは、問題(疑問)を解決するためです。そのため、Webライティングでは、どうすれば読者がスムーズに問題できるかメインに、構成・文章を考えます。

たとえば、読者がすぐに解答を得られる結論ファースト構成や、誰でも理解できる端的な表現などです。また、Webでは検索上位に表示されないと読まれないため、SEOにも配慮した文章を書くのもWebライティングの領域です。

Webライティングを習得すれば、ネットで読まれる記事が書けるようになります。

コミュニケーションスキル

クライアントと良好な人間関係を築くためのスキルです。

1人で仕事をするイメージが強いWebライターですが、コミュニケーションスキルも求められます。
直接顔を合わせることはなくとも、チャットやオンライン会議などで他者と交流する機会は少なくありません。フリーで複数のクライアントから受注するとなると、むしろ多いとも言えます。

コミュニケーションスキルを磨くには聞く力、読む力、伝える力を意識して磨いていく必要があります。書籍やネットサイトなどコツを学びつつ、日常生活の中で実践していきましょう。

コミュニケーションスキルを身に付ければ相談や提案、交渉がしやすくなり、仕事がスムーズに進むようになります。

SEOの知識

検索エンジンを最適化する施策を取り、Web記事を検索上位に表示させるためのスキルです。

個人ブログ作成でも触れましたが、クライアントは記事を検索上位にランクインできるWebライターを求めています。そのため、Webライターとして高い収入を得るには、SEOの知識が必須です。

SEOでは、上位表示される要素を取り入れるために、検索エンジンの仕組みを理解します。また、分析した情報を元に上位表示が狙えるジャンルを見極め、競争に勝つための施策をとります。ネット集客で必須となる知識です。

SEOの知識を身に付ければ、クライアントが望む上位表示を達成しやすくなり、単価の高い仕事を受けられる可能性が上がります。

著作権の知識

リサーチで得た情報を記事内で適切に扱うためのスキルです。

記事を執筆するWebライターにとって、著作権の知識は必要不可欠です。
Webライターの仕事は、既存の情報を噛み砕いて再編集するリライト記事の作成など、他記事から情報を引用することが多いです。一方で、引用と盗用の境は曖昧です。引用の枠をはみ出してしまうと著作権の侵害になり、多額の損害賠償を請求されるリスクがあります。

そのため、Webライターが著作権や引用ルールを知っておくことは大事です。また、著作権に関連した判例を知っておけば、法律を逸脱していないかの判断材料になります。

著作権の知識を身に付ければ、法的リスクを回避してスムーズに情報を引用できるようになります。

まとめ

Webライターを始めたら、まずプロフィールを作成して、えり好みしないで仕事を受けましょう。一足飛びにランクの高い仕事を狙うのではなく、簡単な仕事を重ねて徐々にステップアップしていくイメージです。継続・安定・信頼の蓄積が、クライアントがWebライターを評価するポイントです。

実績獲得後は、クライアントに実力をアピールする工夫や、Webライターのスキルを磨いてより単価の高い仕事を目指します。一歩一歩、実績を積み上げて、より高い収入が得られるWebライターを目指しましょう。