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google discoverとは?メリットや効果的な対策方法を紹介

ライティング

近年、Web集客に欠かせないのがgoogle discoverです。

では、google discoverとはどういった特徴を持っていて、効果的に活用するためにはどういったポイントを押さえておく必要があるのでしょうか。

そこで本記事ではgoogle discoverについて、メリット・対策方法も併せて解説します。

google discoverとは?確認方法と参照データ

まず初めにgoogle discoverについて正しく把握しましょう。

ここでは、概要と確認方法について以下で詳しく解説します。

google discoverとは

Googleが提供するサービスの一種で、ユーザーの興味を引く可能性の高いコンテンツを自動で表示する機能が特徴です。

元々は「Google Feed」の名称で2016年に開始したサービスで、2018年に再導入されました。

コンテンツはユーザーの検索履歴などをもとに選択され、専用アプリやブラウザ検索のトップ画面に表示されます。

表示コンテンツは、ニュースやブログ記事からECサイトの商品ページ・動画コンテンツなどまで幅広いです。

また、ユーザーが各自で表示されるコンテンツの設定も可能となっています。

google discoverの確認方法

google discoverの表示箇所の確認には、スマートフォンでGoogleアプリを使います。

アプリ起動後、検索欄の下に表示されるコンテンツがgoogle discoverです。

また、表示されるコンテンツの設定は画面右上のアイコンから「設定」を選択し、「チャンネル、興味・関心」の箇所から変更できます。

gooole discoverの参照データ

表示コンテンツ選択の際に参照されている具体的なデータは主に5つです。

1つ目がウェブ・アプリ両方の検索履歴とGoogleサービス上でのアクティビティ、2つ目が利用中の端末デバイス内のアプリ情報になります。

3つ目が端末デバイス内の連絡先情報で、4つ目がGoogleアプリ内の位置情報「ロケーション履歴」です。

5つ目が現在地の設定で、Googleアカウントほかにも登録済みの自宅住所や、利用中のIPアドレスなどのソースをもとに推測されています。

google discoverで表示されるコンテンツの選定にあたっては、下記5つのデータが参照されています。

  • webとアプリ両方の検索履歴+google上でのアクティビティ
  • 利用デバイス内のアプリ情報
  • デバイス内の連絡先情報
  • Googleアプリの位置情報(ロケーション履歴)
  • 現在地の設定

現在地の設定ではGoogleアカウント内の情報だけではなく、登録済みの自宅住所やIPアドレスも参照元です。

google discoverに掲載されるメリット

google discoverにコンテンツが掲載されるとどのようなメリットがあるのでしょうか。

ここでは、主な2つのメリットについて解説します。

アクセス数の増加が見込める

google discoverは目につきやすい箇所に掲載されるため、アクセス数が大幅に増加します。
ユーザーの属性に合致したコンテンツが掲載されるのもその要因です。

そのため、掲載されれば潜在ユーザーの獲得にも期待できるでしょう。

SEO効果が見込める

google dicoverでの掲載は、SEOにおいても好影響があります。

コンテンツの掲載によりサイトアクセスが増えれば「被リンク」が増えるためです。

被リンク数はサイトの評価指標の一つであるため、google discoverでの掲載によりサイト評価が高まり検索順位が向上する可能性があります。

google discoverに掲載されるデメリット

コンテンツ掲載にはデメリットもあるため注意が必要です。

表示されるコンテンツはシステムによる自動選択のため、必ずしもユーザーにとって必要な情報であるとは限りません。

表示コンテンツをユーザーが不必要だと判断した場合「サイト除外」を選択されるケースもあります。

サイト除外は、ユーザーがアプリ上の操作によってコンテンツを非表示にする設定です。

google discoverにおけるSEO対策

実際にコンテンツを掲載するためにはいくつかのポイントを押さえたうえで実施が必要です。

ここでは、主な7つのポイントについて解説します。

Googleの検索エンジンに登録されるようにする

WebサイトをGoogleの検索エンジンに登録させるのが「Googleインデックス」です。

インデックスとは索引・見出しを意味する言葉で、ユーザーが欲しい情報をデータベースから引き出す仕組みを指します。

インデックス登録は、ユーザーの情報アクセスにおいて必要不可欠です。

インデックス登録のためには、検索エンジンのロボットであるクローラーにサイトを発見してもらう必要があります。より早く登録するには、GoogleSearchConsoleと呼ばれるツールを使用するのが効果的です。

GoogleSearchConsole

Googleが提供しているインターネット検索用の分析ツールです。

インデックス登録を促すには、ツール画面の「URL検査」から「インデックス登録をリクエスト」をクリックします。

リクエストをすればクローラーによるサイト巡回が早まる可能性がありますが、インデックス登録が保障されるわけではないので注意しましょう。

Google Discoverで狙いたいKWを選定する

事前にターゲットとするキーワードを選定しておきましょう。KW選定の際に押さえるべきなのが、検索ボリュームとトレンドです。

検索ボリュームの多いKWほど関心を持つユーザー数も多いため、コンテンツ表示時のリターンも期待できます。

しかし、ボリュームが少ないキーボードは競合も少ない傾向です。そのため、比較的上位表示させやすいという特徴があります。

また、トレンドを予測してKW選定を行うのも効果的です。トレンド予想は非常に難しい手法ですが、季節性のあるKWなどは比較的予想しやすくおすすめになります。

ユーザーのニーズに合った高品質なコンテンツにする

コンテンツの高品質化を目指す上で重要なのが、ユーザーがKWに興味を示した理由の把握です。

例としては、ユーザーの悩みの解決に繋がった、好奇心を満たしたなどがあげられます。

分析の際は、KWのサジェストや口コミを参考にすると良いでしょう。

Google検索のポリシーに違反しないようにする

インデックス登録が完了済みであれば大丈夫ですが、コンテンツポリシーの確認にも注意が必要です。

ハラスメントや露骨な性的描写、暴力・残虐行為などを含むコンテンツは掲載対象外となるため、記載しないようにしましょう。

E-A-Tを考慮したコンテンツにする

E-A-TとはGoogleオリジナルの評価基準で、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の3つの頭文字から構成された言葉です。

E-A-Tの評価スコアは明記されておらず、検索順位に直接的な影響はありません。

しかし、コンテンツの高品質化においては大切なポイントになるでしょう。

E-A-Tを構成する各要素については、以下で詳しく解説します。

Expertise(専門性)

コンテンツが特定分野に精通したう上で、専門知識の提供を行えているかについての要素です。

具体的には、サイト全体が特定ジャンルに特化しているか、執筆者が専門知識を有しているかなどから判断されます。執筆者については必ずしも専門家や資格所有者である必要はありません。ジャンルによっては、商品・サービスの個人的なレビューが評価される場合もあります。

専門性はほかの2つの要素に深く関係してくるため、特に重視しましょう。

Authoritativeness(権威性)

コンテンツ内容・執筆者自体が、そのジャンルで評価を得られているかについての要素です。

個人のブログ記事よりも、肩書きのある専門家や著名人が携わった記事のほうが権威性は高く評価されます。

権威性の判断要素は、専門性の高い他サイトからのリンク、著名人からの推薦などです。

Trustworthiness(信頼性)

コンテンツが十分に信頼できるかどうかについての要素です。

情報は発信元が匿名であるよりも、企業・執筆者が明かされているほうが信頼性が高くなります。

信頼性の判断要素は、他サイトかの被リンクやSNS上などのでの反応数です。いかに大勢の人に有益な情報発信源と見なされているかがポイントになります。

E-A-T評価を向上させるには、Webサイトの安全性の確保、特定ジャンルへの特化や分析データの活用、最新情報の掲載を心がけるようにしましょう。

掲載画像は高画質な物を使用する

掲載時の画像は、横幅が1200px以上必要となります。

大型のサムネイル画像を表示するには、HTMLにて「max-image-preview:large」を設定するか、HTLMフレームワークであるAMPを使用します。AMPについて詳しくは次項で解説します。

また、画像設定の際はユーザーに誤解を与えない画像を選択しましょう。ユーザーの好奇心をむやみにかき立てる表現や、刺激的な内容で怒りをあおる手法は禁止となっています。

AMP

AMPはGoogleとTwitterが共同で立ち上げたWebコンテンツの表示を高速化させる手法です。

ページをAMP対応にすることで、、検索順位の向上を狙える、検索結果に別枠で表示されるためユーザーの注目を集められるといったメリットがあります。

SNSを活用してアクセスを増やす

サイト作成当初など、思うようにアクセスを集められない場合は、SNSを活用するのも効果的です。

人気のあるKWはSNS上でも検索数が多いため、SNS上で投稿を見つけてもらえれば多くのアクセス流入を見込めます。

また、ネット上で引用され多くの方から反応をもらえればコンテンツの有用性が向上しあyすくなるでしょう。そのため、Googleからも高い評価を受けやすくなります。

まとめ

ここまでgoogle discoverについて解説し、メリットや対策方法を紹介しました。

google discoverの特性を理解し対策を実施すれば、より効果的なWeb集客を実現できるでしょう。

google discoverを上手く活用するためには、ユーザーの視線に立った分析を重ね、高品質なコンテンツを継続的に作成・提供する必要があります。

本記事がgoogle discoverの理解並びに対策の助力となれば幸いです。