COLUMNコラム
絵文字のSEO対策って?検索順位を上げるための絵文字の効果的な使い方
絵文字は1文字で様々な感情表現ができる大変便利なコミュニケーションツールですが、その絵文字がGoogle検索に対応しているのはみなさんご存じでしょうか?
絵文字にもSEO対策があるのかといった疑問を元に、絵文字とGoogle検索との関係について一緒に考えていきましょう。
絵文字とGoogle

Googleは検索結果における絵文字の扱い方において、時代と共に変化を繰り返してきました。ここでは、なぜGoogle検索が絵文字の対応に至ったのか、また絵文字とGoogleとの関係性について詳しく見てみましょう。
絵文字の誕生とGoogleへの導入
現在の絵文字の源流はiモード対応の携帯電話に搭載されていたドット絵の絵文字です。しかし、iモードのようなキャリアメールが広まる以前は、ポケベルが若者のコミュニケーションツールの主流で、すでに「♥(ハート)」の絵文字がよく使われていました。
つまり、検索エンジンが誕生した1998年以前から、絵文字の元となるものが使われており、コミュニケーションツールとして欠かせない存在になっていたのです。
モバイル検索が普及する中、絵文字はユーザーにとって馴染み深いコミュニケーションの一つでした。そのため、Googleは検索結果で目立ち、特定の情報を伝える手段として、検索結果に絵文字の使用を許可したのでしょう。
絵文字を検索結果から削除した時期
2006年、Google日本法人がGmailと携帯電話のキャリアメール間で使用できるようにUnicodeを通じて検索結果に絵文字を導入しました。 しかし、絵文字を悪用したスパム行為や、検索結果の清潔さと調合性が損なわれる事態となりました。その結果「ユーザー体験に悪影響を及ぼす可能性がある」との判断から、2015年には検索結果から絵文字は削除されてしまいました。
絵文字の再導入
一度は絵文字の表示を削除したものの、Googleは再び絵文字を検索結果に表示することにしました。
その理由として、絵文字がユーザーとのコミュニケーションや情報の伝達に有効であることと、検索アルゴリズムの進化によりスパム行為を検出できるようになったことが挙げられます。
2017年には正式に絵文字検索に対応するアップデートの実施に至り、現在も絵文字による検索は使われ続けています。
絵文字はSEOにマイナスになるか

Googleの関係者の一人、ジョン・ミューラー氏は「ホームページ上に絵文字を使用することでホームページの検索順位が下がったりペナルティを受けたりすることはない」と言及しています。絵文字を使って検索順位が下がるなどといった直接的な影響はないと考えてよいでしょう。
絵文字はSEOに効果があるのか

SEO対策とは、特定のキーワードで検索されやすいようにする為の施策ですが、近年では、キーワードと絵文字の組み合わせで検索されることも多く確認されています。
絵文字を使用する効果的な具体例として、SERP(検索結果画面)での視認性やオーガニッククリック率(自然検索結果に表示され実際にクリックされた割合)の向上、また検索リスティングの関連性の向上について見てみましょう。
SERPでの視認性の向上
SERPでの視認性の向上は、SEO対策として絵文字を使うメリットの一つです。
SERPでの競争は日々激しくなっていますが、絵文字が表示された検索リスティング(検索一覧リスト)はよく目立ち、検索結果において優位性を与えてくれるでしょう。
オーガニッククリック率の向上
検索スニペット(Webページの説明文)に表示された絵文字は目立つため、ユーザーがクリックしやすいと考えられます。また、絵文字は楽しそうに見え、ユーザーが楽しい記事を期待するといった理由から、オーガニッククリック率を高める効果があります。これは絵文字を利用する最大のメリットの一つと言えるでしょう。
検索リスティングの関連性の向上
ユーザーは検索意図との関連性を感じた際にWebページをクリックするため、検索リスティングをより関連性の高いものにすることが非常に重要です。
検索スニペットに絵文字を使用することは、コンテンツの新鮮さや、ユーザーが期待するものの視覚的な手がかりとなるため、関連性の強化につながります。また、絵文字はユーザーとの感情的なつながりを築く効果も期待できるでしょう。
絵文字SEO戦略が必要な理由

いくつかのブランドはビジネスのために、自社のWebサイトに絵文字SEOを導入しています。なぜ絵文字SEO戦略が求められているのでしょうか?メリットや有効な活用法について考えていきましょう。
実は検索数が多い
Googleが絵文字検索への対応を迫られたことからも、絵文字の検索ボリュームの多さが伺えます。
絵文字を利用することは視覚効果にインパクトを与え、特定の世代に効果的にアプローチできるといったメリットがあります。
絵文字のSEO対策は現時点ではそれほど大きな影響は与えませんが、競争優位性を持たせるためにも絵文字を使用した方がよいですし、更にメリットや効果が広まっていけば、絵文字SEOの活用はもっと増えていくでしょう。
検索リストで目立つ
テキストベースの検索結果の中で、絵文字はユーザーの目を引く効果があります。そして、絵文字をタイトルや広告に使用することでCTR(クリック率)を高めることが期待できるのです。
実際に絵文字検索をしてみてください。絵文字SEOを実践しているWebサイトが検索結果で目立っていることが分かるでしょう。
若年層を惹きつける
若い世代からの検索需要を取り込める点は、絵文字SEOの重要なメリットの一つです。10~20代の利用者が多いX(旧Twitter)やInstagramなどのSNSでは、絵文字がコミュニケーションにおいて日常的に使用されています。また、バイラルコンテンツ(急激に拡散され話題を呼ぶコンテンツ)は、この世代を中心に積極的にシェアされる傾向にあるので、絵文字を自社コンテンツに取り入れることは大変意味のあることです。
Youtubeでも効果がある
X(旧Twitter)やInstagram、FacebookなどのSNSで広く使われている絵文字ですが、Youtubeのタイトルやコメントはもちろん、検索にもよく使われています。
動画のタイトルの一部に絵文字を入れることで、よりポップで親しみやすいイメージになるだけでなく、タイトルをより目立たせる効果にも期待できるでしょう。
小規模ブランドの絵文字SEO活用
絵文字SEOは比較的新しい手法のため、小規模ビジネスのオーナーこそ活用して、競合が少ないうちにWebサイトへのアクセス流入を増やすべきです。
「👠 buy」などといったキーワードで検索した時、検索結果のトップにくるのが大きなブランドとは限りません。小規模ブランドにとって、新しい手法である絵文字検索を取り入れることは大きな可能性を得られるチャンスです。
Googleによる再導入
前述したとおり、Googleは一度絵文字を検索結果に導入したものの、2015年には削除し、また再導入しました。現在、多くのブランドがGoogleのこの動きの優位性を把握し、積極的に絵文字をコンテンツに取り入れています。
このGoogleの絵文字再導入の決定から、絵文字SEOが長期的なトレンドになっていくことが分かるでしょう。
CTRが上がる
「絵文字を使うことでCTRがあがる」とSEOのエキスパートたちは言っています。
タイトルや説明文に絵文字が使われていると、多くのユーザーの目をひき、クリックする可能性も高まります。Webサイトへの流入も増えることでしょう。
ローカルSEOでの活用
絵文字はローカルSEOにおける可視性を高めるため、実店舗があるビジネスには、Webサイトへの流入増加が期待できます。特にブランド名に絵文字が含まれる場合にはその影響はより顕著になるでしょう。
商品ページでの可視性の向上
絵文字は画像検索において商品の検索順位向上にも有効です。
通常、商品ページを上位に表示させるのは難しいですが、商品写真と絵文字が表示されると視認性が向上します。商品への注目度を高めたい場合には、関連性のある絵文字を商品ページのタイトルに含めてみましょう。
絵文字SEOはまだ競合が少ないので、売り上げにつながるコンバージョンを狙えるキーワードでランクを上げるチャンスになるはずです。
絵文字をWEBサイトで使うデメリット

SNSなどのコミュニケーションにおいては、テキストだけでなく絵文字を使用した感情表現が当たり前になってきました。ホームページの記事内にも絵文字を使用することで目をひき、内容や感情を理解しやすいというメリットがあると知りましたが、絵文字はもっと積極的に使用した方がよいのでしょうか? ここからは絵文字使用においてのデメリットを見てみましょう。
デバイスによって非表示になる
絵文字は全てのデバイスやブラウザで一貫して表示されるわけではありません。古いデバイスやブラウザでは絵文字が正しく表示されなかったり、全く表示されなかったりします。また、iPhoneとandroidとでは絵文字のデザインや種類が異なるほか、文字化けしてしまう場合もあります。
ユーザー体験を損ない、Webサイトの評価を下げてしまう可能性もあるため、絵文字に頼りすぎないようにしましょう。
アップデートによる表示の変化
絵文字は定期的にアップデートされるため、既存の絵文字が変更されたり、新しい絵文字が追加されたりします。
SNSなど一時的なメッセージのやり取りで使用するには問題ありませんが、過去の記事で使用した絵文字が変わってしまったり、表示されなくなることもあります。
そのため、長期間のWebサイトの運用においては、絵文字の使用はおすすめできません。
信頼性が下がる
絵文字の使用はポップな印象を与え、ユーザーの目にも留まりやすいですが、ビジネスや公式での使用はふさわしくないと考えられることが多いです。
若年層がターゲットだとしても、絵文字を使用することで、安っぽさや組織の信頼性の低さを感じさせてしまう可能性があるため、絵文字の使用が逆効果になる場合もあります。
絵文字を使う効果的な例

絵文字を使用することにはデメリットもあります。しかし、SEO対策や運営の面で効果的なケースが多いのも事実です。
ここからは、絵文字を使う効果的な具体例4点について考えていきましょう。
検索キーワードに絵文字が関わる
インデックス登録時に、キーワードと絵文字がセットで認識されていることがあります。絵文字とセットで固有名詞だと認識できる場合には積極的に使用してよいでしょう。
また、絵文字と組み合わせてキーワード検索した方が上位表示される場合は、そのキーワードでのSEO対策ができていると考えます。
タイトルの視認性
文章だけのコンテンツよりも、画像や表などが取り入れられているコンテンツの方が自然と目をひくため、クリック数を増やしたいのならば、タイトルに注目させるために絵文字を取り入れるべきでしょう。
ただし、Webサイトのブランドのイメージを壊さないことが重要です。
ブランドとして絵文字まで認識されている
絵文字がそのブランドや製品を象徴するものとして広く認識されている場合、検索結果でブランドの視認性を高める手段として、絵文字を使うことができます。
例えばピザ屋の場合、「🍕」の絵文字を使うことで、ユーザーに直感的にその業種を認識させることができるでしょう。
共通言語としての絵文字
言語はその国ごとに異なりますが、絵文字であれば、同じイメージを持つ共通言語として使用できます。
「✈(飛行機)」や「🏖(ビーチ)」の絵文字で航空券やビーチリゾートなどのプロモーションに使用すれば、情報の入り口として十分活用できるでしょう。
まとめ
絵文字SEOの使用はユーザーにとって価値のあるものでなければなりません。
絵文字を使うことでポップな印象を与えることができますが、過度な絵文字の使用はユーザーの信頼を損なう可能性がある他、ブランドのイメージを下げる可能性にも繋がりかねません。
今回学んだ絵文字SEOのメリットやデメリットをよく理解して、効率よくコンテンツに取り入れていきましょう。