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アフィリエイトブログについて解説!始める上でのコツも紹介

ライティング

今や、月に数百万円稼ぐ猛者も少なくないと言われるアフィリエイトブログ。副業の1つとして取り組む方も少なくありません。とはいえ、簡単に始められる一方で、 一つ間違えると長く続けても月5万円の収益を上げるのすら至難の業であるのが実情のようです。

この記事では、アフィリエイトの仕組みやアフィリエイトブログの作り方、稼ぐ為に必要なことなどを一気に解説していきます。最後までお読みいただくことで、正しいやり方で続けていけば、稼げる余地も大いにあるとお分かりいただけるでしょう。

記事後半では、おすすめのASPや、アフィリエイトブログの運営に役立つツールのご紹介もしています。ぜひご参考になさってください。

アフィリエイトとは?

アフィリエイト(affiliate)とは、インターネットを使った広告手法の1つです。企業がアフィリエイターのブログやSNSに広告を掲載してもらい、事前に設定した各種条件の達成と引き換えに、アフィリエイターに対して報酬を支払います。

アフィリエイター側からすると低予算、かつスキル不要で始められることから、お手軽なネットビジネスとしてとても人気です。副業としてはもちろん、上手に運用できればアフィリエイトだけで生活費を稼ぐことも不可能ではなくなっています。

ひと口に「成果報酬型広告」と呼ばれることも多いアフィリエイトですが、実際には後述のように、報酬が発生する条件の違いにより3類型が用意されています。特徴をよく理解し、目的に応じて使い分けていくことが大切です。

アフィリエイトの仕組み

アフィリエイターが上げる収益の源泉は、企業からの広告収入です。とはいえ、一部のケースを除けば、アフィリエイター自身が企業と直接提携契約を結ぶ訳ではありません。

以下は、ASP(Affiliate Service Provider)と呼ばれるサービス業者を仲介役としたアフィリエイトの仕組みです。アフィリエイターが報酬を得るまでの流れに従って説明しています。

  1. ASPに登録してメディアに掲載する広告を選ぶ
  2. 広告を設置してメディアで商品・サービスを紹介する
  3. 閲覧ユーザーがクリックや広告を介した商材購入などのアクションを取る
  4. 広告主たる企業やASPが条件達成のデータを確認のうえ成果を承認する
  5. 企業からASPに広告費が支払われる
  6. ASPからアフィリエイターに報酬が支払われる

報酬を得られる広告の種類

アフィリエイトブログで報酬を得られる広告は、報酬が発生する条件の違いにより、「成果報酬型」「クリック報酬型」「インプレッション型」の3種類に大別できます。

以下、特徴やメリットを順にみていきましょう。

成果報酬型広告

最もお馴染みのアフィリエイト広告です。ユーザーがサイトに設置した広告をクリックし、さらにリンク先サイトで商品購入や会員登録、サービス申込などのCVにつながるアクションを起こした際に報酬を獲得できます。

成約に至らない限り、基本的に報酬は発生しません。掲載広告が扱う商材の魅力がきちんと伝わる記事をブログに掲載し、ユーザーを広告主のサイトに導く必要があります。

他類型に比べ報酬獲得に向けた難易度が格段に上がるものの、その分報酬単価は高めです。報酬単価は、「商品価格の〇〇%」のように広告ごとに設定されます。後で述べるASPアフィリエイトでは、成果1件につき数千~数万円になるケースもみられます。

クリック報酬型広告

Googleアドセンスが代表格です。報酬はユーザーが広告をクリックした回数に応じて決まり、単価は「1クリック=〇円」の形で設定されます。広告のジャンルや設置場所などにより変わるものの、30~90円くらいになることが多いようです。

成果報酬型に比べれば、報酬の獲得は容易です。ブログの内容や閲覧ユーザーにふさわしい広告が自動表示される仕組みのため、アフィリエイト用のバナーを制作したり、特定の商材を紹介する記事を書いたりは必要ありません。

とはいえ、広告への誘導文や設置場所を最適化するなどのクリック対策は求められます。また、Googleアドセンスの広告配信に向けた審査基準が厳格化傾向にあるため、ユーザーニーズに適ったコンテンツを用意することも大切です。

インプレッション型広告

前2者とは異なり、純粋に広告による宣伝が目的です。成約数やクリック数などではなく、広告が表示された回数に応じて報酬が発生します。

導入ハードルが低く収益化が図りやすい一方で、報酬単価はかなり安く設定されるのが普通です。そのため、以下に示す「広告表示1,000回あたりの見積もり収益額」、すなわちRPM(レベニュー・パー・ミル)の形で、獲得報酬を把握します。

RPM=見積もり収益額÷広告表示回数×1,000

例えば、広告表示が100回で5円の見積もり収益が発生するケースでは、

5円÷100回×1,000=50円(=RPM)

となります。

広告が表示されるだけで報酬を得られるため、アフィリエイター側からすると、記事と広告の関係性を考慮する手間がかかりません。まとめサイトやトレンドブログなど、ユーザーのアクセス頻度が高く、PV数が多いサイトでの活用が向いています。

アフィリエイトブログの作り方

ブログは、多くのユーザーの目に留まりやすく、初期費用や運営コストも比較的かかりません。個人がアフィリエイトで収益化を図る手段としては、おすすめのメディアと言えるでしょう。

ここからは、アフィリエイトブログの作り方を基本的な流れに沿って解説していきます。

ブログテーマの決定

まずは、ブログで扱うテーマを決めましょう。

基本は、自分が得意なジャンルから選ぶことです。実体験に基づく専門性の高い記事にできれば、読み手が抱く悩みの解決につながります。結果として、情報の独自性に重きを置くGoogleからの高評価も得やすくなるでしょう。

一般にアフィリエイトブログで成果を出すためには、少なくとも半年から1年はかかります。得意なジャンルであれば無理なく続けられますし、取り組む過程で専門性を高めることで、さらなる収益性の向上も期待できます。

企業が手を出しづらい、ニッチなテーマをあえて設定してもよいでしょう。一般的な印象とは違ってそれなりの需要があり、高望みしなければそこそこ稼げます。ただし、継続的な収益確保の観点からは、検索ボリュームによる市場規模予測が欠かせません。

レンタルサーバーの契約

アフィリエイトを無料ブログで始めれば、初心者にはとっつきやすいでしょう。しかし、一方では、意図しない広告の表示やブログの凍結、さらにはブログサービス自体の終了など、深刻なダメージが生じかねません。

本腰を入れてアフィリエイトブログに取り組むのであれば、まずはレンタルサーバーを契約しましょう。サーバー機能を低料金で利用できるだけでなく、Webページの作成や更新を簡略化できるCMSの代表格である、WordPressを自動でインストールでき便利です。

レンタルサーバーとWordPress、そして次に述べる独自ドメインの3つは、いずれもアフィリエイトブログ運営の基盤を成すサービスです。費用対効果を考え、慎重に選びましょう。

ドメインの取得

レンタルサーバーとWordPressを確保したら、併せて独自ドメインも取得しておきましょう。

独自ドメインとは、個人や会社などが独自に登録しているドメインを指します。好きな文字列を組み合わせたドメイン名と、選択したトップレベルドメインとを組み合わせて作ります。取得により記事のアドレスを自身で管理できるようになるので安心です。

例えば、無料ブログにおけるブログの削除や運営元のサービス終了などのリスクを回避できます。ドメインのデータを丸ごと、他サーバーへすることも可能です。

ドメイン名は、ブログに上げたコンテンツがイメージしやすいものにするのがおすすめです。ユーザーから信頼を得やすくなるだけでなく、ブランディング効果も期待できます。

ブログの作成

アフィリエイトブログに取り組む準備ができたら、いよいよブログの作成です。予め設定したテーマに沿って、記事を書いていきましょう。

テーマが明確なブログの作成では、以下に挙げる3つのポイントを意識するとよいでしょう。

  1. 分かりやすい全体構造にする
    更新日時順での記事の羅列は、知りたい情報に素早くアクセスしたいと考える読者にとっては不便なことが多いです。まとめ記事やジャンル別の一覧ページを設けてTOPページから遷移できるようにしておくと、読者に読まれやすくなり、SEO対策にもつながります。
  2. ペルソナを設定する
    自身の得意分野であったとしても、誰に向けて届けたいのかが判然としない、独りよがりの記事では読み手の心をつかむことはできません。設定したテーマの想定読者たるペルソナを掲げておくことで、読み手に刺さる記事の全体像を詳らかにできるでしょう。
  3. ファクトチェックを怠らない
    テーマが明確なブログでは、噂レベルの話題やフェイクニュースはもちろんのこと、確証が取れていない情報の発信は命取りになりかねません。テーマに対する関心・要求度が高い読み手に正確で質の高い情報を届けられるよう、ファクトチェックを習慣付けましょう。

ASPへの登録

ブログ作成に続いて、ASP(Affiliate Service Provider)への登録です。ASPは企業とメディアを仲介して、アフィリエイト広告の仕組みを提供するサービス業者を言います。多数の案件を保持しており、業者ごとに得意ジャンルや提携可能な広告の種類が異なります。

ASPへの登録は無料です。ブログのテーマにふさわしい広告を多く扱うASPをいくつか選んで、登録しておきましょう。収益化の道筋が広がります。

ASPでは、登録や広告主との提携の際に、審査を要する場合があります。記事がないためにブログが訪問できる状態になっていなかったり、完成度が低かったりだと、審査に通りにくいです。集客力の証明として、予めブログに複数の記事を上げておくとよいでしょう。

広告の掲載

ASPに登録したら、ブログに掲載する広告を選びます。

最初は、自身のブログのジャンル・テーマに馴染む商材の広告にしましょう。例えば、釣りのブログにビジネスツールの広告を貼り付けてみても、クリックや成約はさほど期待できません。この場合には、釣具屋やフィッシングギアを選ぶ方が確実です。

アフィリエイトに慣れてきたら、掲載する商材の幅を広げてみてもよいでしょう。商材により売れやすさや紹介料が異なるため、閲覧ユーザーのツボにはまれば大幅な収益アップも夢ではありません。

先ほどの釣りブログでは、船酔い体験をトピックにした記事に酔い止め薬の広告を掲載すれば、それなりの需要が見込めます。あるいは、ボートフィッシングに関心を持つユーザー層に向けて、ボートのリースやローン購入を訴求する広告を掲載する手もあるでしょう。

アフィリエイトで稼ぐ為に必要なこと

ここまで、アフィリエイト広告の仕組みや種類、アフィリエイトブログの作り方についてみてきました。では、これからアフィリエイトに取り組みたいとお考えの皆さんが稼げるようになるためには、何が必要になってくるのでしょうか。

以下、アフィリエイトで稼ぐ為に必要なことを8つの視点から解説していきます。

稼げるまで継続する

アフィリエイトは取り組みに向けたハードルが比較的低い一方で、始めて1年以内に辞めてしまうといったように、途中で挫折するケースも目立ちます。理由は様々です。記事を書く時間がない、ネタが尽きた、思うようにアクセスが伸びない、などなど。

しかし、アフィリエイトに限らず、最初から簡単に稼げるビジネスなどまずありません。そもそも、立ち上げたブログが軌道に乗り、一定の評価を得るまでには少なくとも半年を要します。稼げるようになったと実感できるのは、さらに先の話になるでしょう。

本気でアフィリエイトで稼ぎたいのであれば、最低でも1年、その間は無収入覚悟で継続する必要があります。有益な記事をアップし続け、ユーザーや検索エンジンから評価されるようになってはじめて、収益に値する報酬を手に入れられるようになるのです。

月1万円稼げるようになれば、月5万円にするのは実はそう難しくありません。まずは、1年後の収益月1万円達成を目指して、記事の執筆をはじめとするブログ運営に真正面から取り組みましょう。

継続するためにモチベーションを保つ

アフィリエイトは稼げるまで継続することが大切だ。そう言われても、実際に稼げるかも分からないものに長い間取り組み続けるのは難しいものです。そこで、アフィリエイトを継続していくためのモチベーションを保つコツを3つご紹介します。

  • 自分の得意なことや好きなことをテーマに選ぶ
    これまで学んだり経験したりして、得意なことや好きなことをテーマに選ぶのがおすすめです。「好きこそ物の上手なれ」、記事執筆スキルの上達も早くなるでしょう。
  • 明確で無理のない目標を設定する
    目標は、明確であると同時に無理のないものにしましょう。「半年で月10万円稼ぐ」といった類の無謀な目標は、往々にして挫折を招くのが関の山です。
  • アフィリエイトに専念する時間を確保する
    アフィリエイトに取り組む時間を確保し、その時間は絶対に他のことはしないと決めましょう。習慣化が自ずと成果をもたらし、自信や意欲の向上につながります。

SEOを勉強する

ブログアフィリエイトに取り組む肚が決まったら、いよいよブログの作成です。まずはSEOを学び、検索結果の上位に表示されるブログにしていきましょう。上位表示されアクセス数が伸びれば、アフィリエイトの稼ぎを増やせる可能性が高まります。

Googleの検索品質評価ガイドラインでは、「E-E-A-T」と呼ばれるWebサイトの評価基準が定義されています。SEO効果の向上に向けては、E-E-A-Tに沿ってサイトの品質を高め、「ユーザーに役立つコンテンツ作り」に努めることが大切です。

SEOが功を奏すれば、無名のブロガーであっても大手メディア並みのアクセス数を集められます。「悩み」の解決に意欲的なユーザーが多く、受注確度も向上するでしょう。さらに、作成したコンテンツが資産となり、上位表示されている限り集客効果が永続します。

特化型のサイトにする

ブログには、大きく分けて「雑記型」と「特化型」の2つがあります。テーマやジャンルを決めず、自身の興味や好みに応じて記事を連ねていくのが雑記型です。対して、テーマ・ジャンルを設定し、専門的に深く掘り下げていくサイトが特化型と呼ばれます。

アフィリエイトで稼げるブログを目指すのであれば、特化型にしましょう。

雑記型は記事を書きやすく、時事ネタをタイムリーに繰り出せれば、アクセスの獲得は比較的容易です。しかし、その分競合もまた多く、知名度や突出した個性がないと収益化の道筋をつけるのは簡単ではありません。

一方、特化型であれば、専門性の担保はもちろん、権威性や信頼性も得やすいです。内部リンクの最適化によりユーザー満足度の1指標となるサイトの回遊率を高められれば、Googleからの評価向上にもつながります。

検索上位に表示され、かつ情報網羅性に優れる特化型のブログでは、アクセス数の安定化が割合に早く実現します。テーマ・ジャンルへの関心が高いユーザーをリピーターに育てやすく、アフィリエイトの収益化も図りやすいと言えるでしょう。

集客記事と収益記事を分ける

ブログに上げる記事は、集客記事と収益記事を分けて作成しましょう。

  • 集客記事
    検索から流入してくるユーザーを広く集めるための記事
    スモールワード狙い
  • 収益記事
    商材の特徴やメリットを訴求してユーザーに購入・利用してもらうための記事
    ビッグワード狙い

CVに直結するのは、言うまでもなく収益記事です。ただ、収益記事で狙うべきビッグワードは、企業がコストをかけて対策しています。個人のブログで直接上位表示を狙うのは得策ではありません。

そこで、競合の少ないスモールワードで集客記事を作り、まずはユーザーをサイトに呼び込む必要があります。アフィリエイトブログへのアクセスは8~9割が検索経由です。SEO的に有効なスモールワードを設定できれば、多くのユーザーを獲得できるでしょう。

集客が叶ったら、内部リンクを張ってビッグワードで対策した収益記事に誘導します。このような2段構えの導線設計により、知名度で劣る個人でも十分収益化が可能です。ユーザーがサイト内で商材に対する理解度を深められるため、成約率アップも期待できます。

なお、サイト内の集客記事と収益記事の割合は、9:1程度にするのがおすすめです。収益記事が1本の場合で10本の集客記事、収益記事が10本になれば100本の集客記事を用意する必要があることになります。

集客記事はロングテールキーワードを基に書くのがベター

集客記事は、ユーザーが抱く悩みの解決につながりやすい、ロングテールキーワード(スモールワード)を基に書いていきましょう。

既にみたように、競合が少ないロングテールキーワード狙いの記事は、検索上位の獲得が比較的容易です。流入ユーザーの多くが購入に意欲的で、検索意図に適った記事を作りやすくもなります。

ロングテールキーワードは、大手の参入が稀なこともあり検索順位の変動があまり起きません。ブログ初心者であっても、アクセス数の獲得や維持が比較的容易なのです。

SiriやAlexaなどのAIアシスタントによる音声検索でも、ユーザーによってロングテールキーワードが自然に作られ、使われているのが分かります。ロングテールキーワード狙いの記事を用意してあれば、音声によってアクセスされるチャンスも高まること必至です。

このように、的確なロングテールキーワードを設定した集客記事はユーザーに刺さりやすく、悩みの細分化に役立ちます。収益記事への誘導がスムーズになり、CVRの向上が見込めるでしょう。

広告単価を意識する

アフィリエイトでより多く稼ごうと考えるのであれば、広告単価を意識する必要があります。広告単価とは、1件の成約から生じる報酬のことです。

一般に言って、アフィリエイトの開始当初であれば、アクセスがまだそう多くはないでしょう。同じ月1万円の稼ぎとはいえ、広告単価が100円のケースで100個売るよりも、広告単価1,000円で10個売るのを目指す方が現実的です。

少ないアクセスから収益を上げるためには、高単価の広告を選び、サイトを訪れてくれたユーザーを確実に成約に導くことが大切です。これは、検索意図が明確でCVRがビッグワードに優るロングテールキーワードのSEOとも親和性の高い手法と言えるでしょう。

サイトの解析を行う

アフィリエイトブログ運営において、継続的な収益化の道筋を付けるためには、サイトの解析を欠かすことはできません。定期的に解析を続け、結果から問題点を洗い出し、改善を図っていきましょう。

解析には、PVやCV、CVRなどの指標が用いられます。

  • PV
    ページが閲覧された回数です。一般的には、Googleアナリティクスで確認します。Webサイト全体はもちろんのこと、特定ページに絞ったPV分析も可能です。
  • CV
    成約件数です。
  • CVR
    サイト訪問ユーザーのうち成約に至った割合です。

まずは、PVを上げることに注力しましょう。PVの数が減っていたり、伸び率が鈍化傾向にあったりするのであれば、ユーザー獲得や回遊率向上、離脱率改善などの施策が必要です。

一方、PVが多くてもCVやCVRにつながらない場合には、コンテンツの内容や見せ方を見直してみましょう。記事のリライトはもちろん、リンクの貼り方や挿入箇所を変えてみるのもよいかもしれません。

おすすめのASP

既にみたとおり、アフィリエイトで稼ぐためには、ASP(Affiliate Service Provider)と呼ばれるサービスに登録しなければなりません。

ここでは、実際にアフィリエイトに取り組む際におすすめのASPを3つご紹介していきます。

A8.net

アフィリエイト業界最大手のASPです。広告主数2万4,000社以上、登録サイト数累計320万以上を誇ります。企業規模や業種・業態、ジャンルを問わず、幅広く案件を保有しており、アフィリエイトASP満足度調査で12年連続No.1を獲得しています。

登録に際しサイトの申請は不要で、審査もありません。ブログなど、自身のWebサイトをまだ持たないアフィリエイト初心者でも利用しやすいでしょう。管理画面は見やすく、スマホにも対応しています。アプリでの利用も可能です。

会員限定でセミナーを開催しています。インスタセミナーや広告主セミナー、アフィリエイト初心者向けのセミナーなど、ジャンルも多彩です。初心者からベテランまで、アフィリエイトのスキルや経験に応じて活用できるでしょう。

もしもアフィリエイト

業界初のW報酬制度を採用しています。広告主からもらえる通常報酬に加え、12%のボーナス報酬の受け取りが可能です。

Amazonや楽天市場へのリンクが簡単に設置できる「かんたんリンク」「楽天モーションウィジェット」などのツールを無料で提供しています。Amazonアソシエイトの審査に通りやすいという声も聞かれ、物販系アフィリエイトでの利用に特におすすめです。

初心者向けコンテストの開催、記事公募、商品提供・貸出などにも積極的です。コンテスト上位者には各種報酬が与えられます。個人のアフィリエイト初心者でも、モチベーションを保ちながら取り組めるでしょう。

利用者も多く、A8.net同様にアフィリエイト初心者にピッタリのASPです。

afb

「アフィb」と読みます。美容系のジャンルに強いASPとして有名です。サポートも充実しており、女性向けの記事で広告を掲載したいと考える多くのアフィリエイターから支持を集めています。

アフィリエイト報酬の最低支払額は777円です。他のASPサービスに比べ低価格で、かつ支払いまでの期間も短く設定されています。ファーストキャッシュを稼ぐまでのハードルが下がるため、初心者でも成果を実感しやすいでしょう。

最低支払額が低い一方で、他サービスより報酬額が高く設定されている案件も多いです。CV達成が期待できる案件では、報酬額の僅かの差が稼ぎに大きく影響します。予め登録しておき、よい案件を見つけたら掲載に向けて動き出すのがおすすめです。

アフィリエイトブログの運営に役立つツール

さいごに、これからアフィリエイトブログに本格的に取り組もうとお考えの方に向けて、効率的なブログの運営に役立つツールを5つピックアップしてご紹介していきます。

Googleアナリティクス

Googleが提供する無料のアクセス解析ツールです。サイトを訪れたユーザーについて、以下のようなデータを把握できます。

  • リアルタイムユーザー数
  • ユニークユーザー数
  • PV数
  • ページ別訪問数
  • よく読まれているページ
  • ユーザーの基本属性(推測ベース)
  • 流入経路・地域
  • 訪れる時間帯
  • ブログ内でのアクティブユーザーの動向

これらの取得データは、集客アップに欠かせない、アクセス数増加や検索順位上昇に向けた施策のブラッシュアップに役立ちます。ブログ開設時に登録し、いつでも解析できる状態にしておくとよいでしょう。

Googleサーチコンソール

アナリティクスと同じく、Googleが無料で提供する解析ツールです。アナリティクスは、訪れたユーザーのサイトでの行動を可視化できるツールでした。対してサーチコンソールでは、サイトを訪れる前の検索エンジン上でのユーザー行動をデータ化できます。

取得できるデータは、以下の通りです。

  • 流入キーワード
  • 表示回数
  • 検索順位(平均)
  • クリック数
  • クリック率

これら検索パフォーマンスに関わる様々なデータを把握したうえで、記事をリライトしましょう。定期的に解析を実施し、データを積み重ねていくことが、集客効果の増大につながります。

サーチコンソールはGoogle検索に特化したツールです。Yahoo!やBingの検索エンジンにおけるパフォーマンス分析には対応していません。

Googleキーワードプランナー

Google公式の広告主向け無料ツールです。広告を出稿する際のキーワード候補や検索ボリューム、キーワードごとの競合性や広告のクリック単価などを調査・確認できます。

アフィリエイターからすると、掲載広告の商品・サービスをユーザーに訴求できるキーワードの目星を付けたい時に重宝するでしょう。また、競合が少ないロングテールキーワードを狙うためには、検索ボリュームや競合性の把握が欠かせません。

キーワードプランナーを使うためには、通常のGoogleアカウントを持っているだけでは足りません。別途Google広告のアカウントを作成する必要があるので注意しましょう。

ラッコキーワード

任意のキーワードについて、2語以上で構成されるサジェストキーワードを網羅的に洗い出してくれるツールです。サジェストキーワードとは、ユーザーが検索窓に入力する検索クエリと一緒に表示される検索キーワードの候補を指します。

ラッコキーワードでサジェストキーワードを一括取得したら、Googleキーワードプランナーを使ってキーワードの検索ボリュームを調べます。ボリュームの多い順に並べ替えたら、ブログやWebサイトの成長段階に合ったボリュームのキーワードを選びましょう。

ビッグキーワードではサジェストキーワードの数もまた膨大になるため、手作業によるロングテールキーワード選定は容易ではありません。ラッコキーワードを使えば、ロングテールキーワード選定を格段に効率化できます。

Linkチェッカー

Webサイト内のリンクが切れていないかをチェックできるツールです。サイトを運営していれば、様々な原因によりリンク切れが生じる可能性があります。放置すれば本来広告から得られるはずだった収益が上げられなくなるため、用意しておくとよいでしょう。

リンク切れをチェックできるツールは様々ありますが、WordPressを使っているのであれば
「Broken Link Checker」がおすすめです。プラグインのため、インストールと有効化のみで、すぐに利用できます。利用料金はかかりません。

このツールを入れておくだけで、WordPressサイト内の自分の記事で検出されたリンク切れのリストをダッシュボード上で自動取得できるようになります。リンクの修正もプラグイン上でできるため管理しやすいのも、初心者にはありがたい仕様と言えるでしょう。

まとめ

アフィリエイトブログの運営に必要な知識やスキルの習得は、そう難しいものではありません。元手も大してかからず、在庫管理や売れ残りの心配がない、自分のペースで取り組みやすいなど、副業としてもおすすめと言えるでしょう。

とはいえ、しっかり稼ごうと思ったら、それなりの覚悟が必要です。取り組みに向けたハードルが低い分、競合もまた多くなります。記事の書き方やSEOを学んでブログのブラッシュアップを常に怠らず、軌道に乗るまで諦めずに継続していきましょう。